タクシー運転手は趣味人vol.16「大障害と、ホープフルと、有馬記念と」（八王子営業所）

八王子の営業エリア、南多摩圏内に立川は入っていないんです。…が、
私が乗務員の頃は意外と立川のWINSとか大井競馬場までといったお客様を乗せることが多かったんですよね。
稼働が落ち着く日曜日には願ってもない営業案件ですのでウキウキでした。
勿論競馬に興味があるのも一因ですが（笑）
路上駐車にならないようにお客様に馬券を買ってもらったり、そのあたりをぐるぐる回ったり。
今ではネット投票ができる時代ですが、やはり紙馬券での払い戻しには勝てません。
乗せるお客様の大多数は同意見です。あ、売り上げには手を付けてませんからね！？

ちなみにタクシーは出発点か降車地点のどちらかが営業エリア内であればお乗せすることができます。
営業エリア外の立川にいっても、八王子までのお客様であれば大丈夫！
立川からバスタ新宿とかを乗せてしまうと、それはそれは大問題。
営業ナンバー持ってかれるくらいの事態です。タクシードライバーも大変なんです。

・12月27日　中山10R　15：00発走　中山大障害

このレースのポイント「3着を当てるレース」

◎ネビーイーム
◯エコロデュエル
▲フェーレンベルク
△ジューンベロシティ

今のところはこう。枠順が出ればまた考えたいですね。
前走でできた自在性に富んだ競馬。レース後もケロッとしてる豊富なスタミナ。
主導権も取りにいける出脚の良さ。
ネビーイームがエコロデュエルのJG1連続奪取を阻止する。
潰し合いの展開であっても対処は可能であると踏んでいます。

少し根がかりなのが、コース追いをしていない点…
しかしエコロデュエルは後ろからでも競馬ができる。
ネビーイームとジューンベロシティがやり合う展開からごっつあんを狙うこともできる。
「逃げ切られる」となれば追い出して付いていける。
以上のようなパターンで勝ちを取りこぼしそうな気はある。
ただ、成長度合いでいうと前々走の中山GJが最高到達点だと考えており、
これ以上の成長はないんじゃないかな…と。
鞍上の草野騎手も約半年間勝ちがなく、騎手リズムの観点から大幅な信頼は厳禁。

相手、基礎能力は間違いなくジューンベロシティだが、4,000↑の舞台なら他の馬が台頭する可能性を視野に。
中山では強いフェーレンベルク、固定障害もこなせるし、タックルを受けても走る勝負根性。
この点から逆転があると見て評価を上げたい。
雨が降ればメイショウアツイタもか。
それ以降の順番はプラチナドリーム→アルデドゥオーモまで。オッズが許す限り考えていく。

◎→〇⇔▲△の３連単で考えていきたいです。

・12月28日　中山11R　15：40発走　有馬記念

このレースのポイント「穴馬の入る余地はあるのだろうか」

◎ダノンデサイル
◯ミュージアムマイル
▲メイショウタバル
△タスティエーラ・レガレイラ・エキサイトバイオ

ライラックは結局出られなさそうですね…今年の有馬はなんだかわだかまりが…

お馬さんに精通されている方はお分かりの通り、中山2,500ｍはコーナーを6回回る小回りコース。
2度の急坂を上るタフなコース！そのくせゲート空いたらすぐコーナーなので外枠が異常に不利を被る欠陥コース！
25日の公開枠順抽選会では「有力馬はどの枠に…」より「誰が16番を引くんだろう」の方が注目度高くなるやつ。
戸崎さん、3枠あたりを引いてくれよな！

本命はダノンデサイル。鞍上の戸崎騎手はレガレイラかダノンデサイルかを選べる立場で同馬を選んだ。
「ドバイでの走りが忘れられない」ですって。馬体もすこぶるいいんですよね。
切れ味という意味ではこのメンバーでは若干劣るような気がしますが、ロンスパができる馬。
長くいい脚を使える馬にとってはこの舞台は間違いなく好転するでしょう。
前走のジャパンカップは上がり３F33.8で3着。
33.2～33.4で走った馬が多いとはいえ、海外帰りを考慮すれば十分な内容です。
上がり目という観点からここは勝機です。

ミュージアムマイル。中山は（2，0，0，1）で勝ちは皐月賞とセントライト。
弥生賞は正直乗り方に問題があったので気にしない。
この馬は器用な立ち回りをしつつも末脚は確かなものがある。
2500mは未経験だが、中山で2度の急坂を超える競馬は経験済。となれば後は距離でしょう。
内枠を引いたら評価をさらに上げたいところ。
特にセントライト記念ではスローペースから差し切り勝ち。
C.デムーロ騎手騎乗時は（1，2，0，0）でパーフェクト連対。
3歳馬の56キロも後押しされます。ほぼ4歳なのに軽く走れるアドを活かせ。

メイショウタバル。逃げ馬にとってはこの舞台はいいですよね。
ただこの頃は内が伸びない傾向にあるので過信は注意。前走は超スローに落とし込んで結果は6着。
二枚腰を使うところも追い込みにのまれた。
ためて逃げるというよりはほかの馬に脚を使わせて逃げる競馬がはまっている。
鞍上の武豊騎手は流石に前走のようには運ばないはず。
逃げないと話にならないミステリーウェイとの兼ね合いがカギ。

タスティエーラ。この馬も瞬発力より持続力にたけている馬。自在性も高くコース適性はあいそう。
同様の展開であれば〇▲とは力量差があり、かといって瞬発力勝負となれば他の馬に軍配。
オッズ次第では3着に流すような位置付け。

レガレイラ。正直買い目には含めたくない…。
3連系の馬券を買う際は心の余裕として含める程度にしたい。
去年の有馬記念は…過去を振り返るといいメンバーといえるものではなく、はまった感がある。
エリ女もG1馬がほかにステレンボッシュだけ、
特にステレンボッシュは調子を落としていたのは明白で勝って当たり前のレースではあった。
着差は1.3/4馬身とつけてはいるが、評価を上げるものではないだろう。
中山では無類の強さを誇る同馬ですが、有馬以前のレースから展開待ちな部分は否めず、
1番人気で買いたい馬ではないなと。
なんかどっかから「G1は予想なんかすな！ルメールを自動的に買え！」聞こえてきますが無視無視！

エキサイトバイオ。除外対象でしたが回避馬により出走圏内に。
前走の菊花賞は展開が向いたとは言えない中で3着。
近年の菊花賞は道中ドスローに落とし込んでよーいドン。
そのため差し馬が台頭しやすい傾向の中、一旦先頭に立ち見せ場を作っての3着で買い要素しかない。
自分から動いての競馬ですからね…3歳で人気するかどうか。7～8人気なら買わずにはいられない！

馬券としては以上のような印から◎ー〇▲ー〇▲△の3連複フォーメーションで買いたいところですが、
「夢」となれば私は「エキサイトバイオ」です。
この秋のG1シーズンは乗務員間でも競馬の話がよく上がります。
まさか立川まで行って馬券を買うなんてことはないでしょうね…（笑）
自分が立川エリアで営業するとなればどうなってしまうんですかね…

アッ、ホープフルステークスは…ショウナンガルフで。

今週の土日はぜひテレビ・スマホ・パソコンから熱いレースを！！

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