タクシー業界が稼げるって本当？嘘？ 一般企業との年収比較大調査！

【タクシードライバーの年収はいくら？】

タクシー業界は本当に稼げるのかどうか。その真偽を確かめるために、
日本全国の年収とタクシー業界全体の年収とを比べてみました。

●日本全国の年収の中央値は？

日本の平均的な年収がいくらか、みなさんは考えたことがありますか？
今回は、より一般的な年収の値を知るために、平均年収ではなく
「年収中央値（※1）」で年収を比較してみたいと思います。
大手就職支援サイトのデータ（※2）によると、
日本で働く正社員の年収中央値は「360万円」となっています。

（※1）中央値とは、データを大きさの順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する値のことです。
（※2）2022年9月～2023年8月の1年間にdodaサービスに登録した人のうち、20歳から65歳まで約63万人の年収データを参照

●タクシードライバーの平均年収っていくら？

一方、タクシードライバーの一般的な年収はいくらなのでしょうか。
こちらは中央値のデータはないので平均年収のデータで見てみることにします。
全国ハイヤー・タクシー連合会のデータ（※3）を参照して見ると、
2022年（令和4年）のタクシードライバーの平均年収は「361万円」となっています。
これは、日本全国の年収中央値とほぼ同じ水準。
中央値と平均値という違いはありますが、
タクシードライバーの年収は平均的な年収水準だといえるでしょう。
ただし、タクシードライバーは、地域差や個人差が激しい業界と言われています。
年収中央値での比較だけでは、「タクシー業界は本当に稼げるかどうか」を
判断するのは難しそうです。

（※3）全国ハイヤー・タクシー連合会「令和4年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」より

 

【エリア別タクシードライバーの年収の違いは？】

では次に、エリア別のタクシードライバーの年収を見ていきましょう。
先ほども述べたように、タクシードライバーは
年収の地域差が激しい業界と言われていますが、
それは本当なのか確認してみましょう。
また、働きたいエリアが決まっている方は、
ぜひそのエリアの年収を確認してみてください。

●都市部と地方での年収を比較！

まずは都市部と地方で年収にどれだけ差があるのか見ていきましょう。
今回も、2022年（令和4年）の全国ハイヤー・タクシー連合会のデータを参考に、
平均年収の上位と下位の都道府県を見ていきます。

＜都道府県別タクシードライバーの平均年収トップ3＞

1位　大阪府　平均年収437万1600円

2位　東京都　平均年収425万9800円

3位　兵庫県　平均年収399万1100円

＜都道府県別タクシードライバーの平均年収ワースト3＞

45位　沖縄県　平均年収232万6900円

46位　岩手県　平均年収215万400円

47位　茨城県　平均年収208万4100円

1位の大阪府と47位の茨城県を比べると、
平均年収に「228万7500円」もの差があることが分かります。
同じ職業でも、働くエリアによって年収が大きく異なるようです。
当然、都市部のほうが年収は高くなりますし、
地方では年収が低くなる傾向にあります。
タクシードライバーとして働く場合、
どのエリアで働くかを考えた上で、比較検討することが大切です。

●主要都市別「年収ランキング」

「タクシードライバーとして働くなら年収の高いエリアが良い」という方のために、
都道府県別タクシードライバーの平均年収トップ10をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。

＜都道府県別タクシードライバーの平均年収トップ10＞

1位　大阪府　平均年収437万1600円

2位　東京都　平均年収425万9800円

3位　兵庫県　平均年収399万1100円

4位　神奈川県　平均年収386万600円

5位　愛知県　平均年収385万4000円

6位　千葉県　平均年収365万1400円

7位　滋賀県　平均年収361万8700円

8位　石川県　平均年収360万5500円

9位　岡山県　平均年収354万8800円

10位　福岡県　平均年収349万8000円

 

【一般企業VSタクシードライバーの年収比較】

エリアによってタクシードライバーの年収は異なり、
都市部のほうが稼ぎやすいことが分かりました。
でも当然、都市部なら一般企業もたくさん存在します。
そこで、都市部の一般企業とタクシードライバーの年収を比較してみたいと思います。

●タクシードライバーの年収

今回も、大手就職支援サイトのデータと
全国ハイヤー・タクシー連合会のデータを参考に、
都市部（大阪府・東京都・神奈川）の年収水準を比較していきます。

＜大阪府＞

・一般企業年収中央値：350万円

・タクシー平均年収：437万1600円

＜東京都＞

・一般企業年収中央値：400万円

・タクシー平均年収：425万9800円

＜神奈川県＞

・一般企業年収中央値：395万円

・タクシー平均年収：386万600円

大阪府と東京都ではタクシードライバーの平均年収のほうが、
一般企業の年収中央値よりも高くなっています。
一方、神奈川県では一般企業の年収中央値のほうが高い水準にあるようです。
エリアによって違いは出るものの、都市部の一般企業と比較しても
タクシードライバーの年収は高い水準にあることが分かります。

●給与体系の違いが影響？高収入を稼ぐためには？

タクシードライバーの年収は「地域差」と同様、「個人差」も激しい傾向にあります。
その理由として給与体系の違いが大きく影響しています。

タクシードライバーの給与体系は大きく3つのパターンがあります。
それは「固定給制」「完全歩合制」「基本給＋歩合給制」の3つです。
最近では「固定給制」を採用する会社もちらほら見かけますが、
タクシー業界の主流としては、「完全歩合制」「基本給＋歩合給制」になります。
この2つの給与体系は、成果に応じて給与が支払われる「歩合給」が含まれているため、
個人の経験・スキル・ノウハウ・勤務時間などによって、
給与のバラツキが大きくなるという訳です。

タクシードライバーとして高収入を得るためには、
「完全歩合制」「基本給＋歩合給制」の給与体系で働き、
効率的に稼げるノウハウを学ぶことが近道となりそうです。

 

【三和交通で働くタクシードライバーの平均年収は？】

それでは、実際にタクシードライバーがどのくらい稼げているのか、
三和交通での実例をご紹介していきます。

●三和交通の給与体系と平均年収

三和交通では、「基本給＋歩合給制」を採用しています。
基本給で安定しながら、能力に応じて高い歩合給を稼ぐことが可能です。
また、三和交通に所属しているタクシードライバーの
平均年収は下記のようになっています。

＜三和交通の平均年収（2023年度実績）＞

・平均年収533万円

・新卒平均年収：384万円

・中途新人平均年収：485万円

 

三和交通の平均年収は、タクシードライバーの平均年収や
全産業の年収中央値よりも大幅に高いことが分かります。
その理由としては、お客様から信頼を集める
「企業のブランド力」、稼げるノウハウを伝える「教育・サポート体制の充実」、
安定して売上を確保できる「予約（無線配車）の多さ」などが挙げられます。
会社の規模や教育体制などで「稼ぎやすさ」は変わってきますので、
会社選びも慎重に行うようにしましょう。

●実際の給与明細を大公開

では次に、実際の給与明細（年収例）を見ていきましょう。

■入社2年目・38歳

年収524万円

■入社5年目・55歳

年収698万円

■入社11年目・49歳

年収566万円

このように、入社すぐでも年収500万円以上、
経験を積めば年収600～700万円ほどを安定して稼ぐことができます。

こちらのページでは毎月の給与ランキングを大公開してます↓
https://driver-recruit.sanwakoutsu.co.jp/salary-reveal/

 

【売上トップランキングのタクシードライバーの年収は？】

先ほどは、三和交通の平均年収と、
一般的なドライバーの給与明細（年収例）をご紹介しました。
では、売上トップランキングのタクシードライバーになると一体いくら稼げるのか。
三和交通での事例をご紹介します。

●売上トップドライバーの年収事例

＜全ドライバーの最高年収（2023年度）＞

1264万円

＜新卒1～3年目の最高年収（2023年度）＞

700万円

＜中途1～3年目の最高年収（2023年度）＞

803万円

なんと2023年度の最高年収は1200万円以上となっています。
このように、売上トップクラスになると年収1000万円以上稼ぐことも可能です。
また、新人ドライバーでも上手く稼げるコツを掴めば、
1～3年で年収700万円～800万円以上の収入を手にすることもできます。

●高収入を実現するためのコツとは？

タクシードライバーは、売上トップクラスになれば
年収1000万円以上も実現できる夢のある仕事です。
ですが、そのためには「稼ぐコツ」を覚える必要があります。
「稼ぐコツ」はたくさんありますが、今回は簡単に3つのポイントをご紹介します。

・日々研究を欠かさない

稼ぐドライバーはお客様を獲得するために常に研究を行っています。
お客様がいるスポット、競合がいないエリア、効率よく稼げる時間帯など、
稼ぐための研究を意識して働くことが肝心です。

・常に情報収集を行う

同じエリアでも毎日状況は異なります。
例えば、事故が発生していたら渋滞に巻き込まれ営業時間をロスしてしまいます。
逆に電車止まっていたらタクシーを利用するお客様は増加します。
その時その時の情報をキャッチして行動するようにしましょう。

・リピート客をつかむ

丁寧な接客を心がけていると、リピーターのお客様が増加します。
リピーターが増加すると安定して稼ぐことができるので、心理的にもとても重要です。
次もまた乗りたくなる接客を心がけましょう。

 

【タクシードライバーの生涯年収は？】

最後にタクシードライバーの生涯年収はいくらになるのか見ていきましょう。

●一般的な生涯年収は？

生涯年収とは、就職から定年までの間に稼げるであろう収入の総額を指します。
将来の収入を正確に予測することは難しいですが、
年収と勤務年数を基に概算を算出することは可能です。
大手就職支援サイトのデータをもとに、
年収中央値で一般的な生涯年収を計算してみました。

＜一般的な生涯年収＞

推定生涯年収：1億9140万円

上記は、新卒22歳で入社し、65歳で定年を迎えた会社員を想定したものです。
これを見てみると大体【2億円前後】が一般的な生涯年収の平均値と言えそうです。

●三和交通で働くタクシードライバーの生涯年収シミュレーション

それでは同様に、三和交通で働くタクシードライバーの
生涯年収を計算してみたいと思います。

＜三和交通ドライバー全体＞

年収533万円/年×43年＝【2億2919万円】

＜入社2年目の一般的な新人ドライバー＞

年収524万円/年×43年＝【2億2532万円】

＜新卒3年目のトップドライバー＞

年収700万円/年×43年＝【3億100万円】

＜ベテランのトップドライバー＞

年収1264万円/年×43年＝【5億4352万円】

こちらを見てみると、三和交通で活躍する平均的なドライバーでも、
一般的な生涯年収を上回っています。さらにトップドライバーになると、
生涯年収は【3億円～5億円】を超えるという結果になりました。