三和交通 タクシー学園

業界のこと

私が飲食業からタクシードライバーに転職した理由。 飲食業出身の現役ドライバー2人に聞いてみました。

タクシードライバーは様々な業界で働いていた方が活躍していますが、
飲食業からタクシードライバーに転職する方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、飲食業出身の現役ドライバーにインタビューを実施。
「なぜ飲食業からタクシードライバーに転職したのか?」
「飲食業とタクシードライバーとの共通点は何か?」
「転職後に変化したことは何か?」など、
気になる質問に本音で答えてもらいました!

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • タクシードライバーに興味がある人
  • 収入もプライベートの時間も重視したい人
  • 飲食業界からタクシー業界への転職を検討している人

【今回密着した現役ドライバー2人をご紹介】

●川野さん

・年齢49歳 タクシードライバー歴約2年(取材時)

・経歴:
高校卒業後、有名ホテルに就職。
ベルボーイとして勤務後、ホテルのレストラン部門(中華)へ異動。
5年ほど働いた後、家業である建設業の世界に足を踏み入れるが、
腰を壊し、再度飲食業界(有名ラーメンチェーン)に就職。
そこで約12年勤務し、エリアマネージャーを経験。
2023年2月に三和交通に入社し、タクシードライバーへ。

●谷口さん

・年齢39歳 タクシードライバー歴約1年半(取材時)

・経歴:
飲食業の経験は高校生のラーメン屋でのバイトからスタート。
高校卒業後、そのままラーメン屋に就職し8年勤務。
その後、介護職を1年、俳優業の傍らカラオケ店で数年働き、
再度飲食業界(居酒屋)に就職。
そこで9年間勤務し、エリアマネージャーを経験。
2023年10月に三和交通に入社し、タクシードライバーへ。

 

【飲食業時代について聞いてみました】

【Q】飲食業時代の仕事や働き方は?

(川野さん)
前職であるラーメンチェーンでは、店長やエリアマネージャーを経験しました。
もともと飲食業に就職した理由は、条件面の良さがきっかけ。
店長になると月収60万円、エリアマネージャーになると
それ以上の収入が得られると聞いて、
ここで頑張ってみようと思ったんです。
実際、収入面には満足していたのですが、その分、労働時間は長かったですね。
特にエリアマネージャーになってからは、1日のほとんどが仕事という状態に。
朝4時にトラブルで起こされることもありましたし、
休日の家族旅行中に電話が鳴ることも日常茶飯事。
「本当に丸一日休めた」って日は1年を通してほとんどなかったと思います。

(谷口さん)
川野さんの気持ち、本当によく分かります。
僕は飲食業以外にも、介護職や俳優業(学校で勉強も)、
カラオケ店など様々な仕事を経験してきました。
その中でも一番長く務めたのが前職である居酒屋の仕事です。
入社時はホワイトな労働環境で楽しんで働いていたのですが、
役職が上がるごとに責任も大きくなり、
だんだんと労働時間が長くなっていきました。
エリアマネージャーになって新店立ち上げを任されてからは、
休日は月に2回ほど。会社からは「休んでいいよ」と言われるけど、
現場のことを考えると休むことは実質できないような状態が数年続いていました。

飲食業時代の生活やプライベートは?

(川野さん)
とにかく仕事が多忙だったので、
プライベートの時間もほとんどありませんでした。
家族は妻と娘が一人いるのですが、家族が寝ている時に帰宅して、
起きる前に出勤する日々だったので、平日はほとんど会えない状態。
休日も疲れ切ってしまい寝てしまうことが多かったので、
家族と過ごす時間は本当にごくわずかでしたね。
たぶん妻も娘も不満を持っていたと思うんですが、それを話す時間もない。
だから、どこかに出かけるにしても妻と娘や祖父母だけで行くことが多く、
家族写真に私の姿はほとんど写っていませんでした。
当時「私はなんのために働いているんだろう」と思ったのを覚えています。

(谷口さん)
僕の生活も同じような感じでしたね。家族に会えるのは週に1~2回ほど。
2人の娘がいて、当時下の子は生まれたばかりだというのに、
子どもとご飯も食べられないし、一緒にお風呂に入ることもできない。
その日々は正直つらかったです。川野さんも言っていた通り、
忙しすぎると、家族の中で不満が溜まっていても、
話し合う時間がないから喧嘩にもならず、
シンプルに会話がなくなっていくんですよね。
それは本当に寂しいことですし、
いくら仕事で成果を出しても毎日が楽しくなくなっていくんです。

 

【タクシードライバーに転職した理由を聞いてみました】

飲食業を辞めようと思った理由は?

(川野さん)
一番の決め手となったのは、コロナ禍で給与が下がり、
生活が厳しくなったことです。
これまでは働いた分だけ稼げるという方針でしたが、
会社の方針が変わり、勤務時間が大幅に減ったことで
月に10万円以上給与がダウンしてしまったんです。
ローンもあるし、いきなり生活水準を変えるのも難しく、
「以前と同水準の給与が貰える会社に転職しよう」
と転職活動をはじめました。

(谷口さん)
僕はやっぱり「家族との時間を確保したい」
という気持ちが大きかったですね。子どもと過ごす時間はもちろん、
妻も介護職として働いているのに家のことは
妻に任せきりになっていたのも申し訳なくて…。
もともと「家族を大切にしたい」と思って結婚して、
ありがたいことに2人の子どもに恵まれたのに、
「このままじゃ絶対に後悔する」と思って転職を決意しました。

タクシードライバーになろうと思った理由は?

(川野さん)
もともと運転が好きだったので、ドライバーの仕事に興味を持っていました。
トラック配送の求人を見たりもしていたのですが、
なかなか会社の雰囲気や条件面で合うところがなく、
最終的にタクシードライバーという仕事にたどり着きました。
頑張り次第で高収入も目指せるし、プライベートの時間も確保できる
また、飲食業で培った接客の経験も活かせると思い
「この仕事しかない!」と思いましたね。

(谷口さん)
最初のきっかけは妻からでした。
もともと介護職をやっていた時に2種免許を取得していたこともあり、
「タクシードライバーの仕事はどう?隔日勤務って働き方があるよ!」
と勧められました。
正直最初は「タクシーは高齢の人がする仕事」
というイメージがあったのであまりピンときてなかったのですが、
調べてみると族との時間を確保したい」
という自分の想いにピタッとはまりました
また、収入面で不安もあったのですが、妻から
「収入が下がってもいいじゃん。やってみようよ!」
と背中を押してもらえたのも大きいですね。

三和交通を選んだ理由は?

(川野さん)
色々な会社を見る中で、三和交通はSNSでも積極的に発信をしていて、
気さくな会社だなという印象を受けました。
また、給与保障が月40万円あったことも決め手のひとつ。
正直、初めての業界の仕事で収入面がどうなるか予想ができない中、
しっかり月40万円の保障があるというのは安心材料になりましたね。

(谷口さん)
僕は、面接時の雰囲気が良かったのが決め手でした。
人としてしっかり向き合ってくれる会社だと感じたのが大きいですね。
実は、三和交通の前に1社別のタクシー会社も受けたのですが、
そこは勤務時間が固定で、上手く時間を調整できなかったんです。
でも、三和交通は勤務時間の調整ができるので、
子どもを保育園に送ってから出勤することもでき、
自分のライススタイルに合わせた働き方ができています。

 

【タクシードライバーになって変わったことを聞いてみました】

タクシードライバーになって生活はどう変わった?

(川野さん)
家族と過ごす時間が増えた
のが、なにより嬉しいことです。
子どもとご飯を食べたり、一緒に寝たり、
妻と一緒にお酒を飲んで会話したり、
家族と過ごす何気ない日常を満喫しています。
また、仕事とプライベートのメリハリがついて
気持ちに余裕ができたことも大きいです。
以前はいつも仕事のことが頭にある状態で、
帰宅後や休日関係なく電話がかかってきました。
でもタクシードライバーは1日1日の仕事なので、
次の日に仕事を持ち越すことがなく、
仕事が終われば気持ちを一瞬で切り替えて、
プラベートに集中することができます。
仕事のプレッシャーやストレスから解放され、
毎日を気楽に楽しめることも、
他の仕事にはないタクシードライバーならではの魅力だと思います。

(谷口さん)
タクシードライバーは、自分にとって
「いいことづくし」の仕事だと思っています。
子どもと過ごす時間が格段に増え、娘から「パパがいい!」と言われ、
一緒にお風呂に入ったり、寝かしつけをする時は、
本当に転職して良かったと実感しますね。
また、家事をする時間も増えたので妻も大喜び。
夫婦仲も改善して、休日に家族で出かけることも多くなりました。
最近ではキャンプに行くのが家族のブームになっています。

タクシードライバーになって収入はどう変わった?

(川野さん)
月によって変動はありますが、給与が下がる前の前職と
同水準の収入を確保できています。
また、自分に合っているなと思うのが、「歩合制」という給与システム。
他の業界の歩合やインセンティブでは考えられないと思いますが、
タクシー業界の歩合給は、売上の半分以上が自分の収入になるため、
実は会社の取り分より自分の方が多いのです。
そのため、自分の努力が目に見えて
給与に反映されるのがモチベーションになります!
特に三和交通はタクシー業界の中でも高い歩合率ですし、
稼ぎ易い仕組みがあるので、自分なりに戦略を立て
実行していく作業がとても面白いですね!

(谷口さん)
最初は不安もありましたが、結果的に1年目で
前職より年収が60万円ほどアップしました。
月40万円の給与保障がありますが、
僕の場合は一度も保障額を下回ることがなく、
1ヶ月目から月40万円以上を稼ぐことができました。
イメージとしては、入社から3~4ヶ月で「収入面はもう安心だな」
と思えるようになり、9~10ヶ月で「タクシードライバーとしてやっていけるな」
と自信を持てるようになった感じです。
今では売上の作り方も分かってきたので、
収入面での不安は一切なく、安定して稼ぐことができています。

タクシードライバーになって仕事のやりがいはどう変わった?

(川野さん)
飲食業のときにやりがいを感じていたのが
「ありがとう」「また来るね」などのお客様からの感謝の言葉
これを励みに仕事に臨んでいましたが、
エリアマネージャーになってからは
お客様と直接接する機会が少なくなっていました。
でも、タクシードライバーになってから、またお客様と接する機会ができ、
改めて「ありがとう」と感謝される喜びを実感しています。
タクシーは公共交通機関のひとつなので、
お客様が困った時に利用されることが多いです。
「誰かの役に立っている」「社会に貢献している」
そんな実感が、大きなやりがいにもなっています。

(谷口さん)
もともと人と話すことが好きなので、
その意味では飲食業もタクシードライバーも似ている仕事かもしれません。
ただタクシードライバーの仕事はそこまでお客様と会話する頻度が多くないので、
おしゃべり好きとしては少し寂しいです(笑)。
でも、事務所に帰れば同僚とも話ができますし、
ドライバー仲間で一緒にご飯にいくこともあります。
当に優しくて良い人ばかりの職場なので、乗務外でもいつも楽しんでいます。

 

【飲食業からタクシードライバーへの転職はあり?なし?】

飲食業からの転職は正解だった?

(川野さん)
これは本当に「大正解」だったと思っています!
これまで経験してきた仕事の中で自分に一番合っていると思いますし、
妻からも「転職してからイキイキしているね」と言われるほどです。
また、転職して一番良かったことは、両親に親孝行ができたこと
これまでは忙しくて親孝行する機会がありませんでしたが、
タクシードライバーになって初めて
両親を旅行に連れていってあげることができました。
広島から九州各地を巡っていく1週間の旅行だったのですが、
両親は大喜びで、やっと恩返しができた思いです。

ちなみに毎年お正月になると、
「お世話になっている東京事務所のみなさんへ」と、
母親がちらし寿司をつくってくれます。

同僚のみんなも「美味しい!」と喜んでくれ、
家族ぐるみでいい関係性を築けているのも嬉しいところです。

(谷口さん)
妻から「タクシードライバーを選んで正解だったね」
と言われたのも嬉しかったですし、自分自身でも
「理想的な働き方ができている」という実感があります。
家族との時間はもちろん、働き方、待遇面、収入面など含めて、
今のライフスタイルはすべてのピースがかみ合った理想的な状態だと思います。

また、僕もそうだったように、タクシードライバーのイメージは
実情と違うところがたくさんあります。
例えば、最初は高齢の人ばかりだと思っていたけど、
実際は僕と同世代の30代40代も多く働いていますし
収入も思ったよりも安定して稼ぐことができます
隔日勤務も大変なイメージしかありませんでしたが、
プライベートの時間を確保できるメリットもあり、
自分にとってはベストな働き方だと思っています。
何事もやってみないと分からないことは多いです。
今ではタクシードライバーに挑戦してみて本当に良かったと思っています。

これからの目標は?

(川野さん)
最終的な目標は、個人タクシーになって、
ずっと長くタクシードライバーとして働き続けることです。
できれば年金を80歳までもらわず、その年齢になっても
現役ドライバーとして東京中を走り回りたいですね(笑)。
そして老後は、海辺に家を建て、小型ボートを買い、
釣り三昧の余生を過ごす。そんな人生が送れたら最高です!

(谷口さん)
約1年半タクシードライバーとして働き、
2024年は「準社長賞」をいただきました。
これは、その事業所の売上の上位者でかつ
無事故・無違反・ノークレームを達成した人に贈られる賞です。
もっとスキルを磨いていき、次はその上の
「社長賞」を受賞できるように頑張っていきたいです!
ちなみに5年連続で社長賞を受賞するとハワイ旅行が送られるそうです。
(10年連続でも国内外の旅行を贈呈)。
5年連続を達成して、家族をハワイ旅行に連れていくのが目標です。

 

【まとめ】

いかがだったでしょうか。
飲食業からタクシードライバーに転職した川野さんと谷口さん。
長時間労働やストレスの多い飲食業から、
家族との時間を大切にしながら働けるタクシー業界へ転職したことで、
生活の質が大きく向上したと語ってくれました。
実は、この対談をきっかけに、お二人の共通の趣味がキャンプだと判明!
「社内でアウトドア部を一緒に作ろう!」と意気投合するほど、
和やかでイキイキとしたお二人の雰囲気が印象的でした!

「タクシードライバーとして働いてみたい」「タクシーの仕事って面白いかも」
と少しでも興味を持った方がいらっしゃいましたら、
ぜひお気軽に三和交通までお問い合わせください。

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