三和交通 タクシー学園

業界のこと

タクシードライバーに20代の若手が増えている理由

タクシードライバーと聞くと、
年齢の高い運転手をイメージする方が多いと思います。
実際、60代や70代のタクシードライバーも多く、
厚生労働省の令和4年度賃金構造基本統計調査によると、
タクシードライバーの【平均年齢は60歳】と高い水準になっています。
ですが一方で、最近になって20代から
タクシードライバーになる人が急増している現状もあります。
なぜ今、若手タクシードライバーが増えてきているのか。
その理由を今回は徹底調査していきます。

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • 20代からタクシードライバーに挑戦したい人
  • 新卒でタクシー業界を検討している人
  • 若手タクシードライバーの実情を知りたい人

【タクシー業界に若手が増えている理由とは?】

以前に比べ、タクシーを利用していても
若手タクシードライバーに出会うことが増えてきました。
実際、若手ドライバーの数は近年増加しています。
その理由として大きいのが新卒採用数の増加です。
その背景について見ていきましょう。

●タクシー業界の現状と新卒採用の取り組み

これまでのタクシー業界は、「ドライバーの年齢層が高い」
「セカンドキャリアの選択肢のひとつ」というイメージが強く、
中途採用がメインとなっていました。
現在でもその傾向は続いてはいますが、
ドライバー不足を背景に2010年ほどから
大手タクシー会社を中心に「新卒採用」に力を入れるようになりました。

東洋経済新報社のデータによると、
東京都内にある大手タクシー会社5社の新卒採用人数は、
2010年時点では1名でしたが、それ以降右肩上がりで増加し、
2022年には【491名】の方が新卒でタクシードライバーとなって活躍しています。
また、全国ハイヤー・タクシー連合会のデータによると、
2021年3月での新卒採用者数は、全国で【924名】にまで登り、
新卒でタクシードライバーになるという選択肢が当たり前になってきています。

●若手ドライバーが増加している理由

新卒でタクシードライバーになる人が増えた理由として、
タクシー業界に対するイメージの変化が影響しています。
これまでのタクシー業界は、旧態依然としたイメージが強くありましたが、
配車アプリやキャッシュレス決済の普及により
若者にとって身近な存在となりました。
同時に、効率的に配車が行われる仕組みが整い、
未経験・若手のドライバーでも稼ぎやすい環境に変化。
その結果、若手層でも他の業界・業種で働く
同世代よりも高い年収を稼ぐことができるようになったことが
大きな要因のひとつとなっています。

また、大手タクシー会社が新卒採用に力を入れたことで、
「労働環境」や「教育体制」「福利厚生」などが
業界全体で大幅に改善されました。
それにより、学生にとって新卒でタクシー会社に
入社するメリットが増加したことも大きな理由です。
次の項目では、新卒がタクシー会社に
入社するメリットについて詳しくまとめていきます。

 

【新卒がタクシー会社に入社するメリットは?】

では、学生にとってタクシー業界に新卒入社することの
メリットについて説明していきます。

●新卒1年目から高収入を得るチャンスがある

タクシー業界に新卒で入社する人が増えている大きな理由は
「収入の高さ」です。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、
2022年の大卒社会人の初任給(男女計)は
【平均月額22万8500円】となっています。
一方、タクシードライバーはというと、
三和交通の新卒1年目が【平均月収32万円】(2023年度実績)、
中には入社1年目から単月で【月収70万円以上】を稼ぐ方もいます。

一般企業では初任給が固定で決まっていることがほとんどですが、
多くのタクシー会社では歩合給を採用しているため、
実力次第で新卒1年目から高収入を得ることができます。
最近では、月収保障や年収保障の企業も増えてきているため、
安定性もあります。こうした保障体制の整備や、
無線・アプリ配車が多くなったことで、売上に追われることなく、
1年目でも安定した収入を得ることができることが
若者に支持を集める要因となっています。

●柔軟な働き方とライフスタイルの調整

タクシー業界では「日勤」「夜勤」「隔日勤務」という3つの働き方が主流です。
一般的なサラリーマンと同じように昼間働く「日勤」。
深夜割増料金で稼ぎやすい「夜勤」。
1日19~20時間ほど働き1日休む(明け番+公休)
というタクシー業界独特の勤務スタイルである「隔日勤務」。
人それぞれのライフスタイルに合わせて
柔軟に働き方を選択できることが人気となっています。

特に、隔日勤務は1回の勤務時間が長い分、
月の出勤数が一般的なサラリーマンの約半分になります。
当然、自由に使える時間も多くなり、体力に自信がある若者にとっては、
プライベートの充実につながりやすくなります。
一度に集中して働き、たっぷりとプライベートの時間を楽しむ。
そんな自由度の高いライフスタイルに惹かれる方も出てきています。

●職場環境と福利厚生の充実

タクシー業界では新卒採用が活発化されたことで、
職場環境や福利厚生が改善され、働きやすい環境づくりが進んでいます。
特に、教育面の充実度が増していて、
社会人未経験からビジネスマナーを学べる研修や、
ドライバー未経験から運転テクニックを習得できる体制が整ってきています。

また、新卒者をはじめとする若手層や女性が活躍することで、
評価制度やキャリアパス、休暇制度、育休制度なども充実し、
ワークライフバランスを大切にしながら長く働ける職場環境が生まれています。

 

【若手ドライバーが直面するデメリットは?】

メリットを理解したところで、次に新卒者や若手ドライバーが直面する
デメリットについても説明していきます。

●長時間労働と疲労管理

タクシー業界で多い「隔日勤務」は確かに自由な時間を
確保しやすい働き方ではありますが、その分、
その生活スタイルに慣れるまでは身体への負担も大きくなります。
自分で体調管理や疲労をコントロールできればいいですが、
無理をしすぎてしまうと体調を壊してしまうこともあります。
「夜勤」も同様、生活リズムが昼夜逆転する働き方なので、
「稼ぎたい」という思いが強いあまり、無理をしすぎると危険です。
もちろんドライバーの体調管理については、
企業側も細心の注意とサポートを行っていますが、
自分自身でしっかり自己管理していくことが大切です。

●乗務の安全性とリスク管理

タクシードライバーにとって切り離せないのが、事故とトラブルです。
事故率や犯罪発生率は、実はそれほど高い数値ではありませんが、
それでもタクシー業務をする以上、遭遇する可能性は否定できません。
ですが、こちらに関しても、多くのタクシー会社で
安全運転のための取り組みや防犯対策が実施されています。

三和交通を例にすると、安全運転に関しては、
新人乗務員に対する「添乗指導」
毎月「事故・違反防止委員会」による勉強会を開催しています。
防犯対策に関しては、全車両に「ドライブレコーダー」
自社開発した最新鋭の「防衛シールド」を導入しています。
会社選びの際に、安全性やリスク管理体制が
整っているか確認することも大切です。

 

【三和交通の若手・新卒採用プログラムをご紹介】

では実際に新卒者や若手ドライバーがタクシー会社で
どのように活躍しているか、三和交通を例にして、
リアルな実情に迫っていきましょう。

●三和交通の新卒入社の状況は?

2024年新卒の採用数は6名です。
また直近1年間(2023年9月~2024年8月まで)の
20代入社は52名(内、新卒6名含む)です。

そもそも三和交通が新卒採用を行っている理由は、
タクシー産業の進化を加速させ、公共交通機関(交通インフラ)
として未来の社会に貢献するためです。
現在、MaaSやライドシェア、タクシーアプリなど、
日本だけでなく世界的にも自動車・タクシーの進化が注目されています。
一見、タクシーは古い産業に思われがちですが、
実は自動車を使ったサービスを最も展開しているのはタクシー産業であり、
世界的な自動車の進化の中において非常に面白いポジションにいるのです。

そんな状況の中でチャンスを掴み、未来のタクシー産業を
一緒に創っていくため、三和交通は新卒採用を積極的に取り入れています。
タクシー会社には、タクシードライバー以外にも、
営業運行管理者、オペレーターなどの様々な職種があります。
特に三和交通では、新しいサービスを考え発信する
「企画・広報」や、戦略的に人を採用していく「人事・採用」
などの重要なポジションもあります。
様々な関わり方で、新卒社員として
タクシーの未来を創造していくのも楽しそうですね。

◆興味のある方は「リクナビ2025」にてエントリーお待ちしております!
https://job.rikunabi.com/2025/company/r814110011/

●三和交通の新卒1年目の給与は?

三和交通では、基本的に「基本給+歩合給」という給与体系になっています。
※基本給=労働時間×時間給(最低賃金)の最低保証の給与
※歩合給=売り上げに応じたインセンティブの給与

入社後、段階に応じて下記のように給与が設定されています。

【初任給】
月給250,000円

【乗務開始後】
保障給制:営業所・エリアによって、

月給最大40万円・最大12ヶ月の給与保障があります
(売上が自身の保障給を上回る場合は売上を優先します)

【保障期間終了後】
月給195,024円~+歩合給

<実際の新卒1年目の想定給与>

・平均給与:年収425万円

・TOPクラス給与:年収655万円

給与保障制を採用しているため、新卒1年目は無理することなく
自分のペースで業務を行っていける環境となっています。
また、新卒ドライバーでも上手く稼げるコツを掴めば、
年収600万円700万円クラスの収入を得ることができるようです。

●運転手からのキャリアアップは?

最近では各タクシー会社でキャリアパスの制度が整ってきています。
三和交通でも、ドライバー職でステップアップしていく以外に、
様々なキャリアパスを用意しています。

・運行管理者

・配車センター

・整備工場

・スタンド職員

・本部勤務

現在活躍している三和交通の役員、各営業所長なども
すべて乗務社員(ドライバー)を経験しています。
タクシーサービスを学んだ後、管理職昇格制度により
キャリアアップしていく道や、別の部署で専門性を磨いていく道など、
グループ会社含め、様々な活躍の場が用意されています。

●先輩若手ドライバーからのメッセージ

【新卒入社/5年目/20代/S・Rさん】

私が新卒でタクシー会社を選んだ理由は、
タクシードライバーの仕事は時間の融通が利きやすく、
体調にあわせて働く時間を調整しやすいことです。
また、三和交通では固定のお客様や無線配車の本数が多く
新卒1年目から安定して稼ぎやすい
環境があったのも入社理由のひとつです。

実際、お客様の約半数を無線配車でカバーすることができ、
おかげでデビュー初月から安定した収入を得ることができました。
勤務体系についても隔日勤務から日勤へ変更しましたが、
昼間に集中して頑張るスタイルが自分には合っているようで
以前よりも売上がアップしました。
自分らしい働き方で働くことが一番だと思います!

もっと詳しいインタビューはこちら↓

日勤でも隔日勤務以上に稼ぐことは可能です!

【新卒入社/3年目/20代/N・Tさん】

タクシー業界に興味を持ったのは、
大学在学中に登録した就活エージェントからの紹介がきっかけ。
他の業界と比べて高い給与水準や福利厚生に惹かれました。
特に、三和交通は業界内でもドライバーの平均年齢が10歳以上若く
SNS運用や独自のイベント開催などにも積極的で、
知名度・評判ともに高いのが決め手になりました。

入社後はタクシードライバーに必要な二種免許を取得。
並行して、接遇マナー研修や社用車での街中試乗を実施し、
免許取得後は先輩ドライバーによる同乗指導を経験しました。
同乗指導の回数は個々の成長スピードによって変更できます。
しっかり必要な知識や技術を身につけてから
乗務をスタートできるので、みなさん安心してください!

もっと詳しいインタビューはこちら↓

働くドライバーの姿を見て「自己成長」を確信しました!

 

 

【まとめ】

●新卒・若手でタクシードライバーになりたい方へ

ここまで「タクシードライバーに20代の若手が増えている理由」
について解説してきました。タクシー業界全体で若手ドライバーや
新卒入社が増加していることや、三和交通の事例をもとに
リアルな若手ドライバーの活躍の様子を知ることができたと思います。
この記事を読んで、「20代からタクシードライバーに挑戦してみたい」
「新卒入社でタクシー業界ってありかも」と少しでも興味を持ったら、
ぜひお気軽に三和交通までお問い合わせください。

◆興味のある方は「リクナビ2025」にてエントリーお待ちしております!
https://job.rikunabi.com/2025/company/r814110011/

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