
業界のこと
【飲食VSタクシー】稼ぎたいならどっち? 平均年収、稼ぎやすさ、将来性まで徹底比較!

飲食業界とタクシー業界。
全く親和性がないように思われるこの2つの業界ですが、
実は現在、飲食業界からタクシードライバーに転職する方が増えています。
飲食業界もタクシー業界も長年、慢性的な人手不足に悩まされ続けてきた業界ですが、
最近になってどんな変化が生まれているのでしょうか。
そこで今回は、【飲食VSタクシー】と題して
「どっちに転職したほうが稼ぎやすいのか」徹底比較していきます!
CONTENTS
こんな方にオススメ!
- タクシードライバーに興味がある人
- 稼げる仕事を探している人
- 飲食業界とタクシー業界で転職を迷っている人
【「飲食VSタクシー」年収徹底比較】
転職する際に重要な指標となる「収入」。
まずは、収入面に関して2つの業界の平均年収をもとに
「どっちの業界が稼ぎやすいか」を比較していきましょう。
●飲食業界の平均年収は?
厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査」のデータによると、
飲食業界の平均年収は【257万4000円】となっています。
月収に換算すると平均月収は【21万4500円】です。
これは、令和4年の全業界の平均年収である
【311万8000円】よりも低い数値であり、
他の業界と比較しても低い水準にあります。
参考までに、国税庁が発表している
「令和3年分 民間給与実態統計調査」のデータでも、
飲食業界が含まれる「宿泊業・飲食サービス業」の平均年間給与は
【260万円】で全産業の中で最下位となっています。
最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」と比較すると
【約500万円以上】の年収差があります。
これらのデータからも、飲食業界の平均年収は低い水準であることが分かります。
また、飲食業界といっても様々な業態・職種・エリアがあり、
それらの条件によって収入は大きく変動します。
そこで給与水準が高い東京エリアにおける
「業態別」「職種別」の平均給与も調べてみました。
※「求人飲食店ドットコム」掲載の東京の求人案件より算出
(2024年4月〜2024年9月)
<業態別平均給与(2024年度上期/東京)>
【イタリアン】
平均月収29万1267円(平均年収349万5204円)
【和食】
平均月収30万929円(平均年収361万1148円)
【居酒屋・ダイニングバー】
平均月収30万1605円(平均年収361万9260円)
【カフェ・喫茶店】
平均月収27万1110円(平均年収325万3320円)
【洋食・西洋料理】
平均月収28万8241円(平均年収345万8892円)
<職種別平均給与(2024年度上期/東京)>
【サービス・ホール】
平均月収27万3037円(平均年収327万6444円)
【調理スタッフ】
平均月収28万160円(平均年収336万1920円)
給与水準が高い東京エリアですと、
【年収ベースで平均325万円~361万円】のレンジとなっています。
業態では【居酒屋・ダイニングバー】が最も高く、
職種では【調理スタッフ】のほうが高いようです。
●タクシードライバーの平均年収は?
続いてタクシードライバーの平均年収を見ていきましょう。
上記で参照した厚生労働省のデータには
タクシー業界単体のカテゴリーがないため、
全国ハイヤー・タクシー連合会が発表している
「令和4年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」のデータを参照します。
これによると、日本全国のタクシードライバーの平均年収は
【361万円】となっています。
月収に換算すると平均月収は【30万1083円】です。
飲食業界と比較すると、タクシードライバーのほうが
【+103万6000円】平均年収が高いことになります。
月間ベースですと【+8万6583円】平均月収が高い計算になります。
単純に平均年収で比較すると
「タクシードライバーのほうが稼げる」という結果になりました。
また、タクシー業界では多くの企業で【歩合制】を導入しています。
歩合制とは、普通のサラリーマンのように
毎月固定の給与が支払われるのではなく、
売上等によって給与が変動する給与システムのことです。
つまり、トップタクシードライバーになると
平均よりも大幅に高い年収を得ている人も多くいるということです。
参考までに三和交通のトップドライバーの実績を見てみましょう。
・三和交通全ドライバーの最高年収:1264万円(2023年度実績)
・三和交通新卒1~3年目の最高年収:700万円(2023年度実績)
・三和交通中途1~3年目の最高年収:803万円(2023年度実績)
トップタクシードライバーになると
【年収1200万円以上】稼ぐ方もいるようです。
新卒・中途で入社した1~3年目の新人ドライバーでも
【年収700万円~800万円台】稼ぐことも可能なようです。
これは、飲食業界の大手企業の平均年収と
同水準~それ以上の数値になります。
大手企業へ就職するハードルの高さを考えてみると、
圧倒的にタクシードライバーへの就職のほうが
「稼ぎやすい」ということが分かると思います。
タクシー業界の年収や一般企業との違いについて、
もっと知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
【飲食業界の課題と将来性】
続いて、飲食業界の現状や抱える課題について見ていきたいと思います。
なぜ平均年収が低いのか、人手不足の原因は何なのか、
マーケットや個人のキャリアに関して
将来性はあるのかなどを分析していきます。
●飲食業界の給与システムは?
飲食業界では多くの企業で【月給制】が採用されています。
普通のサラリーマンと同じ毎月決まった給与が支払われるシステムです。
高級レストランなど一部の飲食店では歩合制や
インセンティブ制を採用しているところもあるようです。
一般的に飲食業界で給与を上げるには、
「アルバイト⇒正社員⇒店長⇒エリアマネージャー」
のように昇格していくか、
長時間労働することで残業代を稼いでいく必要があります。
特に昇格の場合、自身の努力や成果が売上に直結するケースが難しく、
役職ポストも限定的なため、
昇格(給与アップ)に時間がかかる場合が多いようです。
また、景気の影響や店舗の業績によっても給料が変動しやすく、
「安定的な生活を維持するのが難しい」
と感じて転職する人という方もいます。
●飲食業界の労働環境は?
飲食業界の人手不足の原因にもなっているのが「労働環境」です。
近年は業界全体で労働環境の改善が進んでいますが、
特に個人経営や小規模店舗だと「長時間労働」の
課題を抱えている飲食店はまだまだたくさんあるのが現状です。
また、基本的に土日祝やゴールデンウイーク、
年末年始などに繁忙期を迎えるケースが多く、
一般的なサラリーマンと休日が合わないことも多くあります。
「趣味の時間が取れない」「家族との時間が取れない」
という不満から転職する方も多くいるようです。
●飲食業界の将来性とキャリアステップは?
東京商工リサーチが提供する
「2024年1-10月「飲食業の倒産動向」調査」によると、
1‐10月の飲食業の倒産件数が【820件】と、
同期の過去最多を更新したとのことです。
コロナ禍の資金繰り支援で抑制されていた倒産件数が、
支援策の縮小・終了に伴い、一気に増加した結果です。
インバウンド需要で回復傾向にある店舗もある一方、
食材費の高騰や人手不足を背景に倒産する店舗が増えているようです。
店舗数を増やすことが難しくなると、その分ポストが縮小され、
キャリアアップしにくい構造になっていきます。
キャリアパスのひとつとして、独立して自分の店を出すという道もありますが、
前述のとおり個人経営の飲食店は経営リスクが非常に高くなっています。
【飲食業界よりタクシー業界をオススメする理由】
では、飲食業界が様々な課題を抱えている現状を踏まえ、
タクシー業界をオススメする理由について説明していきます。
●歩合制で高収入を目指せる仕組み
タクシードライバーの最大の魅力は、
【歩合制】によって高収入を目指せる点です。
売上が直接的に収入に反映されるため、
効率的に仕事をこなせば高収入を稼ぐことができます。
これは「月給制」がメインの飲食業界ではなかなか実現できないことです。
また、安定して高収入を得るためには、
【勤務エリア】と【タクシー会社】をしっかり吟味することが必要です。
勤務エリアでいうと、首都圏エリアなどの
乗車率が高いエリアを選択することで安定した収入が期待できます。
タクシードライバー未経験者の場合、
研修やサポート体制が充実したタクシー会社を選ぶと、
新人でも高収入が目指しやすくなります。
では、実際にはどれくらいの高収入が目指せるの?と気になる方は、
こちらの記事もご覧ください。
●自由な働き方が可能
タクシードライバーの仕事も飲食業界同様
「勤務時間が長い」と思われている業界のひとつだと思います。
でも、実はそれは少し誤解も含まれています。
タクシー業界特有の勤務体系に【隔日勤務】という働き方があります。
隔日勤務は、その名の通り「1日おきに働く」勤務形態のことで、
1回の勤務時間が19時間~21時間ほどになります。
ですが、勤務の翌日は「明け番」となり、
通常の休日(公休)を合わせると、
非常に多くの時間をプライベートに使うことができます。
実際、三和交通での月の出勤数は【12日】。
勤務日数が多い飲食店と比べると、
勤務日数は半分ほどになります。
また、法律で厳密に勤務時間が定められているため
残業は基本ありません。勤務時間内の時間の使い方は
各タクシードライバーにゆだねられているので、
自分の好きなタイミングで休憩を取ったり、
子どもの授業参観に立ち寄ったり、自由度が非常に高いのが特徴です。
隔日勤務の働き方に関して、もっと知りたい!
という方は、こちらの記事もご覧ください。
●インバウンド需要と多彩なキャリア
現在、タクシー業界はインバウンド需要の高まりを受け、
ニーズが急拡大しています。
2024年の訪日外国人数は【3600万人】を突破し、
過去最多となっています。
今後も国を挙げて「2030年までに訪日外国人数6000万人」
という目標を掲げてインバウンド強化を図っていくため、
需要は拡大していく予測です。
また、キャリアパスに関しても、
技術・経験を磨いて収入を上げていく道のほか、
「営業」「運行管理者」「配車オペレーター」などの
様々な職種にジョブチャンジする道もあります。
三和交通で言えば、新しいサービスを考え発信する
「企画・広報」、戦略的に人を採用していく
「人事・採用」などの選択肢もあります。
もちろん独立して「個人タクシー」として活躍することも可能ですし、
キャリアの幅が広いのも魅力のひとつです。
【三和交通で安定して高収入を目指す方法】
ここまで検証した結果、「飲食業界よりもタクシー業界のほうが稼ぎやすい」
という事実が分かったかと思います。ですが、
タクシー業界といってもたくさんの企業があり、
「どの会社が安心して働けるか」「どの会社が稼ぎやすいか」
はなかなか分かりません。
そこで最後に、三和交通で安定して高収入を目指す方法について
解説していきたいと思います。
●三和交通の平均年収
三和交通はタクシー業界の中でも
トップクラスの高い平均年収を誇る企業です。
では実際の平均年収のほうを見ていきましょう。
<三和交通の平均年収(2023年度実績)>
・社員全体の平均年収:533万円
・新卒新人社員の平均年収:384万円
・中途新人社員の平均年収:485万円
先述した日本全国のタクシードライバーの平均年収
【361万円】に対して、三和交通の社員全体の平均年収は
【533万円】となっており、【+172万円】も多いというデータが出ています。
新卒・中途の新人1年目でも、全国平均より高い水準になっており、
「稼ぎやすい体制」が整っていると言えるでしょう。
●三和交通の研修制度とサポート体制
では、どうして三和交通では新人ドライバーでも
安定して高収入が稼げるのでしょうか。
その理由のひとつに【高い配車率】があります。
三和交通はブランド力が強く、
業界随一の高い接客サービス力があるためリピート客が多いのが特徴。
そのため三和交通では、
「無線・アプリによる配車が1日の利用客の約70%」
を占めています(アプリ配車専用ドライバーになることも可能)。
顧客獲得のテクニックが乏しくても、
しっかりと顧客を確保できるため、安定した収入につながっています。
また、教育・サポート体制にも力を入れていて、
入社後の社内研修をはじめ、売上面・接客面に秀でた
ベテランドライバーの同乗研修や、
乗務デビュー後のグループ新入社員研修など、
充実の研修体制で一人ひとりの成長をサポートしています。
たとえ未経験で入社したとしても
「稼げるコツ」を掴みやすい仕組みが整っています。
業界随一の接客力を誇る当社の、接客サービスへのこだわりについてや、
もっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください!
●実際に飲食業界から転職したドライバーをご紹介
【T・Sさん/中途入社/前職:飲食業界エリアマネージャー】
私は飲食業界で約9年間働いてきました。
飲食の仕事は大変なこともありましたが、
やりがいも感じていて、役職もエリアマネージャーまで昇格。
収入も納得のいくものでした。
でも、エリアマネージャーまで昇格するとそこでキャリアは打ち止め。
そこからなかなかステップアップするのは難しく、
さらに新店オープンを任され、かなりの激務に。
子どもが生まれたばかりにも関わらず、帰宅はいつも深夜。
月に休みが2日しかないこともあり、転職を決意しました。
タクシードライバーに転職した理由は、
【収入とプライベートの時間とのバランスの良さ】です。
前職の収入を維持しながら、家族との時間を十分確保できるため、
私にとっては理想的な働き方ができています。
飲食時代に培った「接客スキル」も活かせますし、
「収入を上げたい」「自由な時間が欲しい」「家族との時間を大切にしたい」
という方にはオススメの仕事だと思います。
インタビューをもっと読みたい方は、こちらの記事からご覧ください。