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個人タクシーになるには? 個人タクシーの条件・収入・メリットを徹底解説!

日々、忙しい日常を過ごす中で、「もっと自由な働き方がしたい」
「収入を自分でコントロールしたい」と考えたことはありませんか?
そんな方にとって、個人タクシーは魅力的な選択肢のひとつです。
しかし、個人タクシーとして独立するには、資格や手続きが必要であり、
メリット・デメリットをしっかり理解しておく必要があります。
そこで今回は、個人タクシーになるための条件やリアルな収入事情、
さらには法人タクシーから独立する方法まで詳しく解説していきます。

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • 個人タクシーになる方法が知りたい人
  • 将来独立や個人事業主を目指している人
  • 個人タクシーと法人タクシーの違いが知りたい人

【個人タクシーとは?法人タクシーとの違いは?】

個人タクシーという言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、
個人タクシーとはどんな業務形態なのでしょうか?
法人タクシー(企業に属しているタクシードライバー)
との違いも合わせて説明していきます。

●個人タクシーとは?

個人タクシーとは、特定の法人に所属せず、
ドライバーが自身で営業するタクシーのことです。
基本的には個人事業主として運営を行い、自ら車両を所有し、
営業エリアや勤務時間を自由に設定することができます。
タクシー会社に属してタクシー業務を行う法人タクシーに比べて、
働き方の自由度が高く、売上のすべてが自身の収益となるため、
努力次第で高収入を目指すことも可能です。

ただし、個人タクシーを開業するためには、一定の運転経験や資格、
許可が必要となるため、誰でもすぐに始められるわけではありません。
また、車両の購入や維持費、保険、税金などの経費も自己負担となるため、
経営能力も求められます。個人タクシーは、
自由な働き方を求めるドライバーにとって魅力的な選択肢のひとつですが、
それなりの準備と責任が伴う仕事ともいえるでしょう。

法人タクシーとの違いは?

法人タクシーと個人タクシーの最大の違いは、
雇用形態と収入の仕組みにあります。法人タクシーは会社に所属し、
給与制や歩合制で収入が決まります。固定給がある場合も多く、
福利厚生や社会保険が充実しているため、安定した収入を得ることが可能です。
一方、個人タクシーは完全な歩合制であり、
売上のすべてが自分の収益となるため、高収入を得るチャンスがある反面、
収入の波が激しくなりやすいという特徴があります。

また、働き方の自由度も大きく異なります。
法人タクシーではシフト制や拘束時間が一定程度あるのに対し、
個人タクシーは自身で勤務時間を決められるため、
ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
ただし、法人タクシーでは会社が車両の維持管理を行いますが、
個人タクシーでは車両の購入、整備、保険、税金などの経費を
すべて自己負担しなければなりません。そのため、
収入面だけでなく、経費の管理や節税の知識も重要になります。

●個人タクシーになるための条件は?

個人タクシーとして独立するには、厳しい条件をクリアする必要があります。
まず、日本の法律では、個人タクシーを開業するには、
一定の運転経験と無事故・無違反の実績が求められます。
一般的に、最低でも10年間以上のタクシー運転経験、
またはハイヤー・タクシー業務での経験が必要とされ、
直近5年間は重大な交通違反や事故がないことが条件となります。

さらに、国土交通省の定める試験に合格し、
個人タクシー事業の許可を取得する必要があります。
この試験では、タクシー業務に関する法律、
経営知識、運転技術などが問われます。また、営業に使用する車両の準備や、
営業区域の設定なども事前に計画しなければなりません。

個人タクシーとして成功するためには、単に運転技術が優れているだけでなく、
接客スキルや経営管理能力も重要です。そのため、
まずは法人タクシーで十分な経験を積んだうえで独立を目指すのが、
最もポピュラーな方法となっています。

 

【個人タクシーになるための方法】

では、具体的に個人タクシーになるためには
どんなプロセスを取る必要があるのでしょうか。
開業に必要な手続きやコスト、
リアルな収入・経費のイメージについて説明していきます。

開業に必要な手続きとは

個人タクシーを開業するためには、いくつかの手続きが必要です。
まず、国土交通省に対して個人タクシー事業の許可申請を行います。
許可を得るには、一定の運転経験や無事故・無違反の実績を
満たしていることが条件となります。
また、適性診断を受け、事業計画書を提出する必要があります。

許可を取得した後は、営業用の車両を準備しなければなりません。
車両は自費で購入またはリースすることが一般的で、
営業ナンバー(緑ナンバー)を取得する手続きも必要となります。
さらに、タクシーメーターや防犯カメラの設置、保険の加入など、
安全かつ適法に営業できる環境を整える必要もあります。

また、事業を開始するにあたり、開業届を税務署に提出し、
必要に応じて青色申告の申請も行います。
こうした手続きを適切に行うことで、
個人タクシーとしての営業をスムーズにスタートさせることができます。

開業までにかかるコスト

個人タクシーを開業するには、さまざまなコストが発生します。
まず、開業に必要な手続きに関する費用として、
許可申請費用や適性診断費用がかかります。
また、営業用の車両を用意する必要があり、
新車を購入する場合は数百万円、中古車であっても
百万円以上の費用がかかることが一般的です。

さらに、営業に必要な装備として、タクシーメーターやドライブレコーダー、
防犯カメラの設置費用も発生します。加えて、自賠責保険や任意保険への加入、
車両の整備・点検費用も継続的にかかるため、
前にしっかりとした資金計画を立てることが重要です。

また、営業開始後には燃料費、税金(自動車税・事業税)、
修理費などのランニングコストも考慮する必要があります。
開業時には少なくとも300万~500万円程度の資金
準備しておくと安心でしょう。

個人タクシーのリアルな収入・経費

個人タクシーの収入は、完全歩合制であり、
売上がそのまま収益となります。エリアや働き方によって異なりますが、
一般的には月収30万~50万円程度が目安とされ、
もちろん頑張り次第で年収1000万円以上の高収入を目指すことも可能です。
しかし、収入が不安定になりやすく、稼働日数や時間によって
大きく変動するということをしっかり理解しておきましょう。

一方で、経費も自己負担となるため、実際の手取り額は
売上から諸経費を差し引いたものになります。
主な経費として、燃料費、車両維持費、保険料、税金などがあり、
年間で100万~200万円程度かかることが一般的です。
そのため、経費を抑える工夫や、適切な節税対策を行うことが求められます。
安定した収入を得るためには、適切な経営管理を行い、
計画的な運行と経費管理を行う必要があります。

 

【個人タクシーのリアルな年収は?】

個人タクシーは高収入を稼げる可能性がある一方で、
適切な経営スキルや管理能力などがないと
安定した収入が得にくいという特徴があります。
では実際、個人タクシーはどのくらいの収入を得ているのか、
分析していきたいと思います。

法人タクシー時代と比べて収入は増えるの?

結論から言うと、個人タクシーの収入は、人によってバラバラで、
平均的な年収を出すのは難しいところです。
一般的には月収30万~50万円程度がひとつの目安とも言われていますが、
トップ層であれば年収1500万円を稼ぐ人もいますし、
法人タクシー時代よりも収入が下がってしまう人もいます。
法人タクシー時代と比べて収入は増えるのかどうかは、
その人次第というのが実情です。

ですが、一般的に個人タクシーは
収入が不安定になりやすいと言われています。
その理由としては、法人タクシーのような固定給がないため、
天候や景気、需要の変動に影響を受けやすく、
安定した収益を得るには計画的な運行が必要だからです。
また、法人タクシー時代は会社が負担していた車両維持費や
保険料などの経費も自己負担となるため、
実際の手取り額は自身で慎重に計算する必要があります。
少なくとも安定した収入を得るためには、
確かな自己管理能力が必要不可欠と言えます。

個人タクシーの経費対策と節税のコツ

個人タクシーで高収入を得るためには、売上の向上はもちろん、
経費を少なくする工夫や節税対策も必要になってきます。
主な経費としては、燃料費、車両維持費、保険料、税金(自動車税・事業税)、
修理費などが挙げられますが、これらの費用を適切に管理し、
節税対策を行うことで、手元に残る利益を増やすことが肝心です。

節税のコツとしては、まず青色申告を活用することが大切です。
青色申告では、最大65万円の控除を受けることができ、
事業用経費を正しく計上することで課税所得を抑えることができます。
さらに、車両の減価償却を適切に行うことで、
毎年の税負担を分散することも可能です。
また、燃料費や修理費は経費として計上することができます。
領収書をしっかりと保管し、必要な支出を適切に申告することで、
無駄な税負担を抑えることが重要です。
こうした経費管理の工夫が、個人タクシー経営の安定につながっていきます。

 

【個人タクシーのメリット・デメリット】

個人タクシーのメリット

個人タクシーの最大のメリットは、
「収入や働き方を自分で自由にコントロールできる」ことです。
法人タクシーでは、会社のシフトや勤務時間に
制約がある場合も多いですが、個人タクシーなら
自分の都合に合わせて働く時間を自由に決めることができます。

たとえば、需要が高い時間帯だけを狙って営業したり、
自分の得意エリアだけで業務を行うことで、
効率よく収入を増やすことも可能です。
特に、売上単価の高い夜間や繁忙期に重点的に営業すれば、
1日の売上を大幅に伸ばせることもあるでしょう。
その売上はすべて自身の収入となるため、高収入を目指しやすくもなります。

個人タクシーのデメリット

個人タクシーのデメリットとしては、やはり「収入の不安定さ」です。
法人タクシーでは一定の基本給が保証される場合がありますが、
個人タクシーは完全歩合制のため、売上がなければ収入はゼロになります。
そのため、安定した収入を確保するためには、
常に営業努力を続ける必要があります。
集客においても法人タクシーはアプリの提携や
稼げる仕組みづくりが徹底されているため、
個人のテクニックが必要になってきます。

また、個人タクシーは経営者としての側面も持つため、
安定した収益を得るには計画的な運行と経費管理が欠かせません。
さらに、事故や故障による修理費の負担も大きく、
予期せぬ出費が発生する可能性もあります。
そういったリスクを軽減するためには、
適切な資金管理や保険の活用が必要となりますが、
これはコストにもなるためバランスを考えた運用が大切になってきます。

 

【法人タクシーで経験を積むのが近道!三和交通で独立を目指す道も】

様々なリスクや条件がある中で、個人タクシーとして安心して独立するためには、
やはり法人タクシーで実績を積むことが何よりの近道となります。
実際、三和交通でも年間に10人~15人ほどのタクシードライバーが
個人タクシーとして独立を果たしています。
個人タクシーになるには、決して低くはないハードルがありますが、
目指したいのであれば、しっかりと経営の知識や
効率的な営業方法が学べるタクシー会社を選ぶようにしましょう。

三和交通なら安定収入&高収入のチャンス

三和交通では、未経験者でも安心して働けるサポート体制が整っており、
安定収入と高収入の両方を狙うことができます。
無線配車やアプリ予約の利用率がとても高く、
1日に乗車されるお客様の【約70%】を無線・アプリ配車によって獲得しています。
そのため、経験の有無やテクニックに左右されず、
ドライバー未経験者でも安定した収入を得やすい仕組みとなっています。

三和交通が稼げるヒミツはこちら↓

給与&福利厚生について

実は90%以上が未経験!タクシードライバーの資質についての記事はこちら↓

実は90%以上が未経験! 誰でもタクシードライバーの資質アリ!

また、教育システムがしっかりしていて、「入社後の社内研修」
「ベテランドライバーによる同乗研修」「乗務デビュー後のグループ新入社員研修」
など、未経験から着実に成長できるか環境が整っています。
先輩ドライバーから高収入を得るための営業のコツを教えてもらえたり、
マニュアルや研修によって高い接客サービスのスキルが学べるので、
将来個人タクシーとして独立を目指したい方にとっても
有益となる知識や技術が得られる場所だと言えます。

三和交通の研修制度についてはこちらをご覧ください↓

研修&評価制度について

年収1000万円ドライバーも目指せる環境

三和交通では、努力次第で年収1000万円を目指すことも可能です。
実際に、三和交通には年収1000万円を超えるドライバーが複数在籍しており、
2023年度の三和交通に所属するタクシードライバーの最高年収は
【年収1264万円】となっています。

毎月の給与ランキング公開中↓

給与明細大公開!

また、入社1~3年のトップドライバーの実績を見てみると、

・三和交通新卒1~3年目の最高年収700万円(2023年度実績)
・三和交通中途1~3年目の最高年収803万円(2023年度実績)

となっており、経験が浅い方でも高収入を得ていることが分かります。

個人タクシーとして独立しなくても、安定・安心を得ながら、
年収1000万円ドライバーを目指す道も三和交通にはあります。
どちらにせよ、個人タクシーを目指す前に、
三和交通で高収入を得ながらスキルを磨くことは、
あなたの将来設計において大きなプラスになるはずです。
まずは三和交通で経験を積み、着実に収入を伸ばしていき、
「知識」「スキル」「経験」「資金」を厚くしていきましょう。

タクシードライバーが本当に稼げるのか?など、
タクシードライバーの年収についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください。

【2025年最新】タクシードライバーが稼げるって本当?嘘? 一般企業と年収比較大調査!

 

【まとめ】

いかがだったでしょうか。
個人タクシーは、自由な働き方と高収入を目指せる魅力的な
選択肢のひとつですが、安定した収入を得るためにはしっかりとした
準備が必要そうです。特に、収入の不安定さや経費の負担など、
法人タクシーとは異なる課題があるため、
独立前に十分な経験と知識を身につけることが重要となります。

そこで、独立を考えている方は、まず法人タクシーでしっかりと経験を積み、
準備を整えた上で個人タクシーに挑戦するのがおすすめです。
自由な働き方を手に入れ、高収入を実現するために、
まずは三和交通でのキャリアをスタートさせてみてはいかがでしょうか。
少しでも興味を持った方がいらっしゃいましたら、
お気軽に三和交通までお問い合わせください。

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