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現役タクシードライバーに聞く! 道を覚える方法・コツを大公開!地理試験廃止情報も
これからタクシードライバーを目指す方の中には「道を覚えられるかな…」「方向音痴なんだけど自分に出来るかな…」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。確かにタクシードライバーにとって「道を覚えること」は仕事に不可欠な必須条件。でも、そんな不安を抱えている方も安心してください。道は「覚え方のコツ」を知れば、誰でも効率よく覚えることができるようになります。そこで今回は、道を覚えるコツからサポート体制、実際にドライバーさんがどうやって道を覚えているかのエピソードまで大公開していきます。
CONTENTS
こんな方にオススメ!
- タクシードライバーとして働きたい人
- 道の覚え方に不安を感じている人
- 方向音痴を克服したい人
【方向音痴でも大丈夫!道を覚える7つのコツ】
まず前提として、最近のタクシーにはカーナビが搭載されているので、
昔のように「道が分からなくて困る」ということはほとんど無くなりました。
でも、タクシードライバーとして働くなら、
ナビなしでいち早く着く最短ルートを走ることができれば、
スムーズに業務を行うことができるようになります。
道を覚えるのに苦手意識がある方も、
まずは下記の7つのコツを押さえておけば、格段に道を覚えやすくなるはずです。
●印象的なランドマークを覚える
これは、実際に多くの現役タクシードライバーが実践している
代表的な道を覚える方法のひとつです。
その街の分かりやすい建物や印象的な風景を目印として頭の中に入れておくことで、
街の全体像を把握しやすくなります。
特に駅や観光スポット、ホテルなどは実際に行くことも多いので、
覚えておくとスムーズに業務を行えるようになります。
大切なのは、自分なりの目印を持つこと。
自分で見つけた目印は忘れにくく、目的地までのルートイメージがつきやすくなります。
●主要道路を覚える
これも、ほとんどのタクシードライバーが実践している方法のひとつ。
主要な道路や交差点などの名前を覚えることで、
地図の全体像を把握しやすくなり、方向感覚が身に付きやすくなります。
お客様によっては、「〇〇通りをずっとまっすぐ」「〇〇交差点を右に」など、
通りや交差点の名前で指示を出す方もいらっしゃいます。
そのとき、しっかり名前と位置を覚えておくと、
スムーズにご案内ができるようになります。
●何度も走って覚える
道を覚える一番のコツは、何度も何度も同じ道を走ることです。
どんな人でも毎日使う道で道に迷うことはありません。
まだ道に慣れないうちは、お客様を乗せたルートをもう一度走ってみたり、
カーナビで走った道を再度確認してみたり、
何度も復習することで頭にルートが刻まれていきます。
また、1日に終わりに今日走ったルートを確認するのも効果的。
「あそこを曲がったほうが早かった」「こんな道があったんだ」など、
運転中には分からなかった発見に気が付くはずです。
●お客様から覚える
「お客様に聞くのは恥ずかしい」と思うかも知れませんが、
これは多くのタクシードライバーが実践している効果的な方法のひとつです。
経験豊富なタクシードライバーでも、そこで長年生活する地元の人には敵いません。
「この時間帯はこの道のほうが早い」「地元民にしか分からない裏道」など、
お客様から得られる情報は多くあります。
特に、タクシードライバーになりはじめの頃は、
分からない時は「お客様に聞く」ことが早く道を覚える手助けになるはずです。
●カーナビで覚える
よく「カーナビを使うと道を覚えられない」
ということを聞きますが、そんなことはありません。
カーナビは道を覚える上でとても有効な手段のひとつ。
最短ルートが一目で分かりますし、
予習・復習もしやすいため道を覚える勉強にも役立ちます。
注意すべきことは、カーナビ頼りにならないことです。
先述のとおり、道を覚えるためには
自分の頭の中で地図をイメージできるようになることが肝心。
カーナビはそのための補助として活用するようにしましょう。
●風景で覚える
タクシードライバーに聞くと、休みの間に街を歩いたり、
自転車で走ったりして街の風景を覚えているそうです。
運転中は一瞬で過ぎてしまう風景も、
徒歩や自転車でゆっくり眺めると色々な情報に溢れています。
「こんなお店があったんだ」「ここの景色は素敵だな」
など風景を地図に取り込むことで、より道のイメージがしやすくなります。
●体験で覚える
記憶は、思い出や体験と紐づくと忘れにくくなります。
「ここはお客様がオススメしていたお店だ」「ここに今度行ってみよう」など、
様々なことに興味を持つことで道を覚えやすくなります。
人によっては「ひとり言」も効果的。
自分の声で情報を客観的に聞くことで、
頭の中の記憶が外部情報としてアップデートされ、定着しやすくなります。
【三和交通なら安心!ドライバーデビューを徹底サポート】
タクシードライバーになるための関門のひとつされていた「地理試験」が
2024年3月から廃止されたのをご存じでしょうか。
地理試験がなくなったことで、
よりタクシードライバーを目指しやすい環境になりました。
ここでは、地理試験に代わる講習カリキュラムの説明と、
三和交通ならではのサポート体制についてご紹介していきます。
●地理試験が廃止!?ドライバーデビューしやすい環境に!
これまで東京・横浜でタクシードライバーとして働くには、
「地理試験」というテストに合格する必要がありました。
この地理試験はなかなか難易度の高い試験で、
合格率は東京で「50%」、横浜で「70%」。
首都圏の地理に詳しくない地方出身者や、
暗記が苦手な方にとってとてもハードルの高い試験でした。
ですが、タクシードライバー不足やタクシー配車アプリ普及の状況を踏まえ、
2024年3月から【地理試験の廃止】が決定。
これにより、これまで以上にタクシードライバーを目指しやすい環境となりました。
●地理試験がなくても安心!新規講習カリキュラムを導入
地理試験の廃止によってタクシードライバーになるハードルは下がりましたが、
中には「地理試験がなくって大丈夫なの?」と不安に思う方もいるかもしれません。
そんな方も安心してください。試験は廃止になったものの、
地理をしっかり勉強できる「講習カリキュラム」が導入され、
効果測定(講習で使用している地理教本を基に10問を出題し、解答は〇×方式で解答)
も行います。
タクシードライバーになるためのハードルは低くなりましたが、
しっかり地理を覚えられる環境は整っているので、
未経験の方もこれまで通り安心してドライバーデビューできそうです。
※東京は別日にUD(ユニバーサルドライバー)研修あり
※横浜は別日に法令試験の受講あり
●三和交通式ドライバーデビューの流れ
それではタクシードライバーとしてデビューするための流れを確認していきましょう。
タクシードライバーになるには、まず「二種免許の取得」と
「タクシーセンターでの講習カリキュラムの受講」が必要となります。
その後、社内研修や添乗指導を行い、
問題なければ最短1ヶ月ほどでドライバーデビューとなります。
もちろんデビュー後も定期的に研修などでフォローアップしていくので
安心してドライバーとして活躍できます。
<ドライバーデビューまでの流れ>
・入社1日目~:二種免許の取得
自動車教習所に入校して二種免許の取得を行います。(最短7日)
別途、運転免許試験場(免許センター)で学科試験を受講し、免許が交付されます。
↓
・入社7~10日:講習カリキュラムの受講
東京・横浜エリアの方は、タクシーセンターにて
3日間の講習カリキュラムを受講します。
埼玉エリアの方は、タクシー協会にて2日間の講習カリキュラムを受講します。
講習内容をもとに効果測定を行い、「講習修了証」を交付してもらいます。
↓
・入社2週間~:社内研修
約10日間の社内研修を実施します。
会社のこと、業界のこと、接客サービスや車のメカニックについてなど、
三和交通のタクシードライバーとしての基礎を学んでいきます。
↓
・3週間~:添乗指導
タクシーに乗車して実際の乗務を通した研修を実施します。
同乗した先輩からノウハウやコツを学んでいきます。
↓
・入社1ヶ月~:ドライバーデビュー
添乗指導の結果、乗務に問題なく合格となればドライバーデビューとなります。
早い方であれば入社から約1ヶ月でタクシードライバーとしてデビューができます。
三和交通では「グループ新入社員研修」といって三和交通グループ全体の新入社員を対象とした研修も行っています。これまでの振り返りに加え、当社代表や事故責任者、接遇責任者などの講話、UD(ユニバーサルドライバー)研修などを行い、安全・安心なドライバーデビューを後押ししています。
デビューまでの流れはイメージできたでしょうか?
実際に働くタクシードライバーのなんと9割以上が未経験って知っていましたか!?
気になる記事はコチラからどうぞ!
【現役タクシードライバーが語る!道の覚え方エピソード集】
道の覚え方のコツは、実際に活躍している
現役タクシードライバーに直接聞くのが一番です。
そこでドライバーにインタビューを行い、
「どうやって道を覚えたか」
「どんな失敗や成功があったか」
「道を覚えるためのコツは何か」など、
みなさんのエピソードをまとめてみました。
●カーナビの「道の形」で覚える!
私の道を覚えるコツは、「カーナビ」で覚えること。
よく「道は景色で覚えるといい」と言われることも多いですが、
景色はよく変わってしまいます。
でもカーナビで見る「道の形」はほとんど変わることはないので、
私にはこの方法が合っていました。
また、よく実践していたのは、お客様から指摘された道は
「必ず往復して2回通るようにする」ことです。
道を復習しながら通ることで、記憶に定着しやすくなります。
(2020年入社/タクシードライバー)
●覚える「エリア・場所」を限定する!
入社してまず最初にしたことは、担当エリアのランドマークや幹線道路、
交差点をまとめて覚えること。
これはタクシーセンターでの講習カリキュラムでも勉強するので、
一気に集中して覚えることができました。
乗務を開始してからは、稼ぎやすいエリアの道と、
お客様がよく利用する場所から勉強するように心がけていました。
乗務を重ねるごとに、行く頻度の高い場所は絞られてくるので、
まずは優先順位を決めて覚えていくと効率的ですよ。
(2022年入社/タクシードライバー)
●他のタクシーから学ぶ!
私がタクシードライバーになって初めて担当したエリアは、
土地勘の全くない場所でした。
そこで思いついたのが、「他のタクシーを見つける」こと。
降車後などの空車時に付近を走っているタクシーを見つけ、
その後を付いていきます。
これを繰り返していくと、よく使われる道や抜け道などを
把握することができ、実践的な道を覚えていくことができます。
初めてで慣れていない土地の場合、とても役に立ちますよ。
(2015年入社/タクシードライバー)
●お客様が私の先生です!
私は地方出身で、担当エリアである横浜駅周辺は
本当に何もかも分からない状態でした。
実際にタクシーで走ってみると、
タクシーとバスだけが朝の時間帯に走れる
「タクシー街道」なんて道もあったり、新しい発見がいっぱい。
まるでパズルのピースを嵌め合わせていくような日々でした。
その助けとなったのが、タクシーをご利用いただく「お客様」。
お客様に道を教えてもらいながら少しずつ道を覚え、
日々成長を実感できました。
中には、道を教えてもらったにもかかわらず、
「これからも頑張ってね」とチップをくれるお客様も。
道を覚えるまでは不安もありましたが、その分、
新人時代ならではの嬉しい思い出もたくさんありました。
(2020年入社/タクシードライバー)
どんなベテランドライバーも最初のうちは失敗を繰り返し、失敗から多くのことを学んで一流のドライバーに成長していきます。確かに道を覚えるまでは苦労することも多いかも知れませんが、先輩たちのアドバイスやコツを意識して仕事に臨めば、より早く成長できるはずです。三和交通ではたくさんのノウハウを蓄積していますので、どんなことでも気軽に相談してみてください。
【まとめ】
●タクシードライバーになりたい方へ
三和交通では様々な方がタクシードライバーとして活躍していますが、
実は「運転に自信がなかった」「方向音痴で不安だった」
という人の方がタクシードライバーに向いていたりします。
タクシードライバーはサービス業なので、
一般ドライバーとしての運転技術が
必ずしもそのまま活かされるわけではありません。
むしろ苦手意識がある人のほうが安全運転への意識が高い傾向にあります。
三和交通のドライバーは90%以上が未経験でのスタート!
タクシードライバーとしての成長を後押しする研修や、
先輩たちのサポートも充実しています。
「タクシードライバーになりたい」「タクシードライバーに興味がある」
そんな方はぜひお気軽に三和交通までお問い合わせください。
各営業所でともに働く仲間を募集しています!こちらからぜひお問合せください。
まだまだタクシードライバーが向いているか不安な方に
働いたことのない業界はイメージが付きにくいですし、
本当に自分の性格や能力に合っているか判断しにくいものです。
以下で紹介するコラムでは
タクシードライバーに向いている人、
向いていない人の特徴を分かりやすくまとめてみました。
記事の最後には「タクシードライバー適性診断チェックリスト」もあります!
興味のある方は適正をチェックしてみてください♪
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