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タクシーの隔日勤務ってきつい? メリット・デメリットを徹底調査!

タクシードライバーには、大きく3つの働き方が存在します。
それは「昼勤」「夜勤」「隔日勤務」です。
「昼勤」と「夜勤」は聞き覚えがあると思いますが、
「隔日勤務」は聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?
「隔日勤務」は、多くのタクシー会社で採用されていて、
実はタクシードライバーの勤務体系としては最もポピュラーな働き方です。
では、「隔日勤務」がどんな働き方なのか、メリット・デメリットは何なのか、
実際のシフト例や給与例も踏まえて解説していきます。

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • タクシードライバーに興味がある人
  • タクシーの隔日勤務の働き方を知りたい人
  • タクシーにどんな働き方があるか知りたい人
  • 隔日勤務で働くことに不安がある人

【タクシーの隔日勤務とは?】

まずは、「隔日勤務とはどんな働き方なのか」について解説していきます。

●隔日勤務ってどんな働き方?

隔日勤務は、言葉の通り「1日おきに働く」勤務形態のことです。
1回の勤務は21時間以内と定められ、1勤務3時間以上の休憩をとる必要があります。
1回の勤務で2日分の仕事を行うため、乗務をした翌日は
「明け番」として休息時間となります。

「明け番」は休み(公休)ではありませんが、丸1日を休息時間として使用できるため、
自分の自由な時間を長く確保しやすいという特徴があります。
特に「明け番」の翌日が「公休」の場合、人によっては
2連休みたいな感覚になる方もいらっしゃいます。

●隔日勤務のスケジュールを知ろう

具体的な隔日勤務のスケジュールは下記のようなイメージになります。

出番 明け番 出番 明け番 公休 出番 明け番
出番 明け番 公休 出番 明け番 出番 明け番

基本的に「出番(※)」と「明け番」を1日おきに交互に繰り返していき、
合間に「公休」が入る形となります。「公休」に関しては、
「2乗務に1回」や「3乗務に1回」などタクシー会社によって回数が異なります。
ですが、隔日勤務は長時間労働のため体への負担も大きくなる働き方でもあるので、
できるだけ「3乗務に1~2回の公休」がある働き方にするように心がけましょう。

※「出番」とは、タクシー業界の用語で「勤務日」のことです。

【隔日勤務のメリットは?】

次に、隔日勤務にはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

●効率的な働き方ができる

隔日勤務は、確かに長時間勤務にはなりますが、昼勤と夜勤の時間をまたぐため、
各勤務時間帯の「良いとこどり」ができるというメリットがあります。
自分のスタイルに合わせて勤務時間内でメリハリをつけて働くことができ、
自分のペースで効率的に稼ぐことができます。

また、長時間タクシーの運転をすることになるため、
運転技術や地理の知識が向上しやすく、タクシードライバーとして
スキルアップしやすい働き方と言えます。

●通勤時間が半分になる

隔日勤務は、2日分の仕事を1回の勤務で行うため、勤務の回数が通常の半分になります。
意外と通勤に時間を消費してしまっている社会人は多く、
例えば1日片道1時間の通勤なら、「往復2時間×24日=48時間」となり、
1ヶ月で丸2日も通勤時間に充てていることになります。
それが隔日勤務なら半分で済みますので、
「丸1日分(24時間分)」自由な時間が増えることに。
さらに出勤のための身支度などを含めると、自由に使える時間はもっと増えていきます。
通勤の時間を有効活用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

●休息時間を確保できる

勤務後の「明け番」は完全な休みではありませんが、
1日かけてゆっくり休むことができます。
例えば、勤務が終わり帰宅後、午前中に睡眠をとり、
午後は自由な時間に充てるなど、プライベートな時間を長く自由に使うことができます。
自分の時間を大切にしたいという方にとっては、通常の勤務より自由度が高いため、
働きやすさを感じることができるでしょう。

また、明け番や公休を使って子どもの行事に参加したり、
家族との時間を確保しやすいのもメリットのひとつです。

●高収入を得やすい

隔日勤務は、1乗務あたりの労働時間が長くなりますが、
その分稼げる時間も長くなります。
夜間も勤務するため割増料金で稼ぐことができるのも大きいです。
タクシードライバーには1日を通して「稼ぐポイント」がいくつかあります。
「この時間に、この場所に行けば、稼ぎやすい」というポイントを把握することで、
高収入を得る確率も高くなるでしょう。

【隔日勤務のデメリットは?】

続いて、隔日勤務のデメリットも見ていきましょう。
メリットと一緒にデメリットを把握することで、
自分のライススタイルに合っているかどうか確認してみてください。

●長時間労働で体への負担が大きい

隔日勤務は、1日の労働時間が長くなります。
勤務中は、休憩や仮眠しかとることができないため、
慣れるまでは眠気におそわれる可能性もあります。
3時間以上の休憩と、それ以外にも自由に休憩をとることができるので、
こまめに休みながらメリハリをつけて働くことが肝心です。
特に、眠気におそわれたときは、必ず仮眠をとるようにしましょう。

●生活リズムが乱れやすい

隔日勤務は、昼夜が入れ替わる生活になりますし、
出番・明け番・公休で生活リズムが異なるので、
慣れるまでには時間がかかることが多いです。
はじめのうちは生活リズムをつかめず体調をくずしてしまう場合もあるので、
その時はしっかり休養をとるようにしましょう。

【隔日勤務、昼勤・夜勤との違いは?

隔日勤務のメリット・デメリットを把握できたところで、
昼勤と夜勤との違いについて見ていきましょう。
3つの働き方の特徴や違いを知ることで、自分に合った働き方を見つけられるはずです。

●昼勤の特徴

昼勤は、日中に行われる勤務形態です。
一般的なサラリーマンと同じように基本的に1日8時間勤務で、
朝に出勤して夕方に退勤となります。メリットとしては、
生活リズムが整いやすく、家族との時間も確保しやすくなります。
デメリットとしては、単価が低く、
長距離の移動も少なくなるため、稼ぎにくくなります。

●夜勤の特徴

夜勤は、夜間に行われる勤務形態です。
細かい勤務時間はタクシー会社によって異なりますが、
夕方に出勤して朝方に退勤となります。メリットとしては、夜間割増料金が加算され、
昼勤よりも平均単価が高く、効率よく稼ぐことができます。
デメリットとしては、完全に昼夜逆転の生活リズムになるため、
体調管理が難しく、家族や友人との時間が確保しにくくなります。

●隔日勤務との比較

3つの働き方をそれぞれ比較してみました。
それぞれの特徴を把握した上で、自分らしい働き方を見つけてみてください。

昼勤 夜勤 隔日勤務
稼ぎやすさ

単価が低く稼ぎにくい

単価が高く、高収入を得やすい

効率よく働けば高収入も可能

勤務時間の長さ

8時間労働が基本

少し長くなる場合が多い

1乗務20時間以上で長い

生活リズムの安定

安定しやすい

昼夜逆転で不安定

慣れるまでは不規則になりがち

プライベートの充実

休みが安定し、予定も立てやすい

休みは安定しているが、他の人と予定が合わせにくい

休みが多く、自由度も高い

家族との時間も確保しやすい

 

【三和交通の隔日勤務シフトをご紹介】

それでは、実際にタクシードライバーがどのように隔日勤務を行っているのか、
三和交通での実例をご紹介していきます。

●三和交通の隔日勤務体制

三和交通では、基本的に隔日勤務を採用しています。
1乗務のスケジュールは下記の図を参考にしてみてください。

1日の流れの例としては、7時に出勤し、
車両点検や点呼を済ませ、8時に出庫。
営業中は、合計3時間以上の休憩をとりながら、
こまめに5分程度の小休憩も自由にとっていきます。
翌日の2時頃に帰庫して、点検や洗車を行い、
朝3時に退勤という流れが一般的です。

※ライフスタイルに応じて、勤務時間は調整することができます。
隔日勤務以外にも、6:00~16:00などの昼勤シフトも可能です。

●実際のシフト例をご紹介

下記のカレンダーは、隔日勤務で働いた場合の1ヶ月のシフト例になります。
「出番」の次の日は必ず「明け休み(明け番)」となり、
合間に「休み(公休)」が入ります。月の出勤数は「12日」で固定され、
労働時間超過とならないようにデジタル管理システムを導入しています。

●社員の声を聞いてみました

三和交通にて隔日勤務で働く社員からの声を集めてみました。

「長時間労働は確かに大変ですが、次の日に1日休養をとることができるので、
慣れてしまえばそこまで体への負担は大きくありません。
勤務中も自由に休憩をとれるので、自分のペースで働くことができ、
ストレスが少なくてすみます。」
(30代男性)

「独身時代は、一人で自由に使える時間が多く、
体感的には休みの日(プライベートの時間)が多い印象でした。
結婚してからは家庭との両立が難しいところもありますが、
高収入を得られるので、専業主婦の妻を支えられていると実感します。」
(40代男性)

「勤務後はきちんと明け番があるので、女性でも体調管理しやすい働き方だと思います。
ワークライフバランスも整いやすく、シフトを事前に申告できるので、
この日に映画を見に出かけよう、この日に友人とご飯に行こうなど
予定も立てやすいです。」
(20代女性)

三和交通タクシードライバーに詳しくインタビューを行いました!
ぜひご覧ください。
https://driver-recruit.sanwakoutsu.co.jp/driver-interviews/

【隔日勤務は稼げるの?実際の給与例を大公開】


隔日勤務の働き方についてはイメージできたかと思いますが、
実際のところ、隔日勤務はどれだけ稼ぐことができるのでしょうか。
三和交通で働くタクシードライバーの給与例を参考に見ていきましょう。

●隔日勤務の給与体系

三和交通の隔日勤務での給与は「基本給+歩合給(※)」で決定されます。
隔日勤務は、1乗務あたりの勤務時間が長いため、
その分、高い歩合給を稼ぎやすくなります
また、三和交通では、新人ドライバーに対して「給与保証」を行っています。
そのため、未経験の新人ドライバーでも安心して働ける環境が整っています。

※歩合給とは売上に応じて加算される給与のことです。

●実際の給与例をご紹介

では次に三和交通で働くドライバーの実際の給与例(月収例)を見ていきましょう。
2024年5月のグループ平均月収と、個人月収ランキングをご紹介します。

<三和交通グループ全体の平均月収>

月収47万2000円

<個人月収ランキングTOP3>

1位 月収89万2000円

2位 月収86万3000円

3位 月収77万3000円

隔日勤務の働き方で【平均47万2000円】を稼ぐことができています。
人によっては、月収80万円以上を稼ぐ方もいるようです。

三和交通の事例をみると、他業種と比べても
高収入が期待できる働き方であることが分かります。

さらに、トップクラスのタクシードライバーになれば、
【月収で80万円以上】【年収で1000万円以上】稼ぐことも可能です。
実際、2023年度の三和交通でも最高年収は【1264万円】となっています。

毎月の給与ランキングも公開中!
詳しくはこちら→https://driver-recruit.sanwakoutsu.co.jp/salary-reveal/

【まとめ】

●タクシードライバーになりたい方へ

隔日勤務は、効率的な働き方や高収入を実現しやすい働き方ですが、
長時間労働や生活リズムの乱れなどのデメリットも存在します。
人によっては「きつい」と感じる面があることも確かですが、
昼勤と夜勤の良いとこどりができる「ハイブリッドな働き方」とも言えます。
メリット・デメリットを正しく理解した上で、
ぜひ自分らしい働き方ができる職場を見つけてほしいと思います。

三和交通では様々な方がタクシードライバーとして活躍しています。
それぞれのライフスタイルに応じて社員の希望や事情を考慮し、
できるだけ理想の勤務形態で仕事をしてもらえるように配慮して、
シフト設定を行っています。まずはどんな働き方がしたいか、
気軽に相談してみてください。

また、三和交通のドライバーは90%以上が未経験でのスタートとなっています。
タクシードライバーとしての成長を後押しする研修や、
先輩たちのサポートも充実していますので、
「タクシードライバーになりたい」「タクシードライバーに興味がある」
そんな方はぜひお気軽に三和交通までお問い合わせください。

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