三和交通 タクシー学園

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ライドシェアの実像に迫る! 現役ドライバーにインタビュー

2024年4月、タクシー不足の解消を目的に東京都や神奈川県など
一部の地域でスタートした「ライドシェアサービス」。
5月からは大阪市や福岡市などにもサービスエリアが拡大され、
注目度・認知度は日増しに高まっています。
今回は、実際にライドシェアドライバーとして働くスタッフにインタビューを実施。
応募のきっかけや実際の働き方、1日の売り上げなど、
ライドシェアドライバーの実態について話を伺いました。

(インタビューに協力していただいたのはこの方)
S.Kさん/57歳・東京営業所
前職は不動産会社勤務。退職後、みずから会社を立ち上げて
マンションやアパートの内装・原状回復・室内清掃などのサービスを展開。
本業とは別に、空いた時間を活用して収入を得るために
ライドシェアドライバーとして働くことを決意。
2024年4月のライドシェアサービス解禁と同時にドライバーデビュー。
現在、週4~5日・1日4時間のペースで勤務している。

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • ライドシェアに興味がある人
  • ライドシェアドライバーとして働きたい人
  • ライドシェアドライバーの働き方を知りたい人

【ライドシェアドライバーという働き方を選んだ理由】

【Q】ライドシェアドライバーに応募したきっかけは?

それまで勤めていた不動産会社を退職し、
前職での経験をいかしてマンションやアパートの
内装チェック・原状回復・室内清掃サービスを手がける会社を立ち上げました。

ただ、独立して間もないこともあり、事業が軌道に乗るまで
少しでも収入をカバーできるような仕事がないかと考えていたんです。

そんな時に見かけたのがライドシェアドライバーの求人募集です。

当時、ライドシェアドライバーに関するテレビCMをよく目にしていたこともあり、
漠然とそういった仕事があることは知っていました。
もともと車の運転は嫌いではないですし、
朝の時間帯なら本業への影響も少なく取り組めそうだと思いました。

【Q】三和交通のライドシェアドライバーを選んだ理由は?

ライドシェアドライバーを募集している会社がいくつかあったので、
自分なりにいろいろと比較しました。
三和交通を選んだ理由は、大きく次の2点です。

・給与体系が歩合制だったこと

・自宅を拠点として営業しやすいエリアだったこと

歩合制は、働いた分だけ稼ぐことができます。
自分の頑張りや働き方次第で収入を増やすことができるので、
時給制よりもモチベーションを高く持って取り組めると思いました。

また営業エリアに関してですが、自家用車を使って運行するので基本的に
自宅周辺をスタート地点にして稼働するのがもっとも効率的だと考えました。

【Q】面接の形式は?どんなことを聞かれるの?

オンライン形式による面接が一回ありました。

内容は、おもに今までの職歴や現在の仕事についてです。
ただ、聞かれた質問に答えるだけではなく質疑応答の時間もあったので、
そこでライドシェアに関する不安や疑問を解消することができました。

また、ライドシェアで使う自家用車の話題になった際、
私が乗っている車が面接担当者(所長)の好みのメーカーだったこともあり
自然と意気投合。終始、和やかな雰囲気で面接が進みました。

面接担当者に対する好印象に加えて、「ぜひ前向きに検討してください」という
言葉をいただけたことも「挑戦してみよう!」と思うきっかけになりました。

 

【ライドシェアドライバーの実態を徹底解剖】

【Q】研修は難しい?未経験でも大丈夫?

個人の感想ですが、研修そのものは難しいと感じませんでした。

印象に残っているのは「横乗り」研修です。
管理職の方が助手席に同乗してドライバーの運転技術を確認するのですが、
車間距離や交差点の右左折時の注意事項、普段プライベートで
車を運転している時との意識の違いや運転の癖などを
指摘してくれるので勉強になることが多かったです。
自分の運転レベルや改善点を明確にしたうえで技術を高めていくので、
ドライバー経験のない方でも安心して乗車デビューできると思います。

また、車両の点検は社内研修と並行しておこなわれました。
研修終了時には点検も終わっていると感じだったので、
非常にスムーズに進みましたね。

【Q】ライドシェアドライバーの1日ってどんな感じ?

自家用車を使うので、いつも停めている駐車場からスタート地点まで向かいます。

私の場合、自宅周辺エリアからスタートする場合と、
目黒・白金あたりからスタートするパターンが多いですね。
営業エリアは自由に決められるので、1日頑張ってしっかり稼ぎたい!
というときは目黒・白金スタートにするなど、
その日の気分や本業との兼ね合いによって変えています。

ちなみに、1日の仕事の流れは下記のようになります。

6:50 オンラインによる就業前点呼
(スマートフォンでの顔認証やアルコール・体調チェックなど)

7:00 業務開始(配車アプリから依頼を受けお客様を迎えにいきます)

7:15 1組目のお客様が乗車(安全運転で目的地まで運行します)

10:50 同様の乗務を勤務終了まで継続

11:00 業務終了・点呼(就業時と同様にオンラインで点呼をおこないます)

【Q】1日あたりの稼働時間・平均売上・乗客数は?

朝の7~11時で週4~5日勤務しています。
1日4時間稼働した場合、多い時で3万円ほど
少ない日で1万3,000円ほどの売上になります。
平均すると1日2万ほどですね。お客様の数は大体8~9組ほどです。

【ライドシェアドライバーとして働いてみた感想①】

【Q】ライドシェアドライバーとして働くメリットは?

本業がある中で、時間的なロスがなく働ける点にメリットを感じています。

タクシードライバーの場合、いったん営業所に出勤して車両点検や点呼を
おこなうほか、業務終了後には再び営業所に戻る必要があります。
その点、ライドシェアドライバーは自宅から業務開始して、
終了後もそのまま直帰可能です。

万が一、本業で急な対応が必要になった場合も、
その時点で仕事を切り上げて本業に戻ることができます。
状況に応じて臨機応変に動くことができるのは私にとって大きなメリットです。

また、ライドシェアの特徴のひとつに「流し営業」の禁止があります。
すべて三和交通からの配車要請に応じる形なので効率よくお客様を獲得できます。
営業エリアも自由に決められるので、指定したエリアから
大きく外れてお客様を乗せることもほとんどありません。
1日4時間という限られた時間ですが、
タクシードライバーと比較しても効率よく稼げる仕事だと思います。

【Q】実際に働いてみて、思っていたイメージとの違いは?

正直、最初はすごく不安が大きかったですね。
たとえば「どんなお客様が乗ってくるんだろう?」とか。
それに生まれも育ちも東京ですが、普段の生活圏内とは違うエリアや道について、
そんなに詳しいというわけでもなかったので。

ただ、普段は通らない道や知らない道を走るのは難しさを感じる一方で、
「こんなところを通るんだ」という驚きを感じることも少なくありません。
いろんなお客様を乗せて、いろんな場所へいくことに対して面白いと思うのは、
いい意味で働く前と比べてギャップがありました。

【Q】配車要請が多いエリアor少ないエリアはある?

タクシーにも共通していえると思いますが、千代田区や中央区、港区など、
より都心部に近いエリアの方が配車要請は多い傾向にあると思います。
実際に、私自身も都心部でお客様をお乗せすることが多く、
特に目黒区、港区、新宿区あたりでの稼働が多いですね。
イメージとしては、自宅周辺からスタートして、
そこから新宿、渋谷、白金と都心部へ徐々に近づいていき、
そのまま都心部付近で配車要請に応え続けるというルーティンが一般的です。

逆に、乗り降りが少ないのは台東区や浅草など。
目的地として行くことはありますが、そこから積極的に
お客様を獲得することは少ないですね。
また、渋谷・新宿エリアは配車要請の数が多いのですが、
人が多く指定場所でお客様を見つけるのに手間取ったり、
そもそも移動距離が短い方も少なくないので、
効率よく稼ぐのは意外と難しいエリアだと感じています。

 

【ライドシェアドライバーとして働いてみた感想②

【Q】ライドシェアに対するお客様の反応は?

社会的にも徐々に認知度が高まってきているのか、
最近は「初めてライドシェアを利用しました」
というお客様が以前よりも少なくなってきているように感じます。

また、ライドシェアは配車アプリから予約をしていただくサービスですが、
お客様が予約画面でタクシー車両限定なのか
ライドシェア車両でもOKなのかを選択することができる仕様になっています。
後者の場合、もともとライドシェアでも問題ないという考えの方なので、
タクシーと同じような感覚で抵抗なく利用してくださるお客様が多いですね。

ちなみにドライバー目線でいえば、「GO Reserve」のラッピングや
ジャパンタクシーなど車両を借りて営業している方は度々見かけますが、
同じ時間帯で自家用車を使ってライドシェアドライバーを
している方と遭遇するのは週に1回あるかないか、という割合です。

ドライバー自体も足りているというわけではないので、
まだまだ稼げるチャンスが多い仕事なのかなと思います。

【Q】車内でのお客様とのコミュニケーションはどうしている?

最初に挨拶がてら軽く会話を交わしますが、
そのあとは目的地に着くまでスマホを触って過ごすお客様が大半です。
なので、基本的にはお客様から話しかけられない限り、
あえて私から話しかけることはありません。
場の空気を読むこともドライバーの接遇として大切なことだと思うので、
そういった意味では「何か会話しなくてはいけないのかな?」
と不安に感じることはありません。
なかには積極的に話しかけてくれる方もいますが、
そういう時は私自身も会話を楽しむ気持ちで接するようにしています。

【Q】今後もライドシェアドライバーを続けていきたい?

はい。朝のスキマ時間を使ってしっかりと稼ぐことができるので、
個人的にはとても満足しています。
何より三和交通のスタッフがいい方ばかり!
ストレスや不安なく働ける環境も、
これからもライドシェアドライバーを続けたいと思う理由のひとつです。

ライドシェアについての理解は深まったでしょうか?

採用責任者からみたライドシェアの話も
面白いのでオススメです!

話題の「ライドシェア」について、 三和交通の採用責任者に聞いてみた。

 

【まとめ】

●三和交通でライドシェアドライバーとして働くための条件

三和交通ではライドシェアドライバーを大募集しています!
応募にあたってはいくつかの条件がありますので、
下記をチェックしてみてください。

 

<応募条件1:車両に関して>

・定員5人以上

・初年度登録から10年以内

・衝突被害軽減ブレーキ装備 等

<応募条件2:ドライバー応募に関して>

・普通自動車免許を持っている方

・スマートフォンを持っている方(各種アプリを使用して頂きます)

・健康状態に問題のない方(健康診断あり)

・アルバイトとして雇用契約が可能な方

(※副業の方は、本業とあわせて週40時間以内の勤務の方)等

 

●ライドシェアドライバーに向いているのはどんな人?

最後に、今回の取材を通して見えてきたポイントをおさらいします。

・自宅駐車場から直行直帰が可能なので時間の融通が利きやすい

・運転スキル・接遇マナーについての事前研修あり

・お客様はすべて配車アプリを通じて獲得

・車内ではスマホを触って過ごす乗客が多数。過剰なコミュニケーションは必要ナシ

・1日4時間勤務の場合、平均売上2万円・乗車客数は8~9組

いかがでしょうか。

ライドシェアドライバーは、スキマ時間を活用して
収入アップを図りたい人には効率よく稼げる仕事です。
「自分も挑戦してみたい!」「ちょっと気になるのでとりあえず話だけ」など、
興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

ライドシェアドライバーへの応募やお問い合わせはこちらから

<ライドシェア専用採用サイト>

https://sanwakoutsu-nrs-recruit.com/

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