三和交通 タクシー学園

業界のこと

【永久保存版】タクシー丸わかりガイド Vol.6 現役ドライバーが回答!タクシーの「よくある不安」に全部答えます。

「事故が心配…」「地理に詳しくないけど大丈夫?」「クレームとか怖そう…」
タクシーに興味はあるけれど、一歩踏み出せない。
その背景には、大小さまざまな“不安”があるのではないでしょうか。

そんな声に応えるべく、今回は【不安解消編】として、
現役ドライバーの声や会社のサポート体制をもとに、
よくある疑問にQ&A形式でお答えします。

安全面・接客トラブル・地理・収入や働き方まで、
リアルな情報を交えながら、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。
「やってみたい気持ちはある」「でも不安もある」そんな方にこそ読んでほしい、
現場に即したタクシーのリアル。
「不安」を「安心」に変えるヒントを、ぜひ見つけてください。

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • タクシードライバーの仕事に興味がある人
  • タクシー運転手のリアルを知りたい人
  • 転職時の不安を解消したい人

1.【Q&A】事故・安全性に関する不安

1-1.Q:タクシードライバーは事故が多いって本当?

A:実は、イメージよりもずっと少ないんです。(三和交通:人事)
「タクシーって事故が多いんじゃない?」とよく聞かれるのですが、
実際はその逆なんです。
事故の件数自体は、一般の車と比べてもそれほど変わらないどころか、
年々減ってきているんですよ。

たとえば、2024年のタクシー業界全体での交通死亡事故は全国で41件。
これを全国のドライバー数(約21.7万人)で割ると、
1人あたりの発生確率はわずか0.018%
つまり、約5555年に1回の割合ということになります(※1)。
もちろんゼロではありませんし、気を引き締める必要はありますが、
「危険な仕事」というイメージとはだいぶ違うのではないでしょうか。

それに、タクシーは公共交通機関としてニュースで取り上げられやすいので、
事故が目立ってしまうという背景もあります。
でも、最近は車両性能も進化していますし、
業界全体でドライバー教育にも力を入れているので、
大きな事故は確実に減ってきているんです。

三和交通でも、事故を未然に防ぐための安全運転指導や、
最新の運行管理システムを導入していて、
未経験の方でも安心してスタートできる環境づくりを徹底しています。

(※1)全国ハイヤー・タクシー協会発行「TAXI Today in Japan」2025年度版より

会報・広報誌

※「タクシードライバーやめとけと言われる理由」が気になる方はこちらをどうぞ。

タクシードライバーやめとけと言われる6つの理由を徹底解説

1-2.Q:強盗や危険な目に遭う可能性は?

A:大きいトラブルはかなり稀!対策もしっかり整っています。(三和交通:人事)
というご質問もよくいただきます。
たしかに、ひと昔前まではそういったリスクが話題になることもありましたが、
実は今のタクシー業界では、そうした危険はかなり少なくなっているんです。

たとえば、タクシー強盗の件数は2008年には196件ありましたが、
2024年には全国で56件まで減少
しかも、検挙率は100%と非常に高く、警察との連携体制も整っているので、
もしものときも安心です。

確率でいえば、ドライバー1人あたり年間で約0.025%
ざっくり言うと約4000年に1度のレベルなんですよ(※1)。
実際、全国で活躍しているタクシードライバーのほとんどが、
一度も強盗に遭うことなくキャリアを終えているというのが現実です。

(※1)全国ハイヤー・タクシー協会発行「TAXI Today in Japan」2025年度版より

会報・広報誌

1-3.Q:女性や夜間の勤務でも安全に働ける?

A:物理的な装備も会社の配慮も万全!安心して働いています。
(女性ドライバー/入社13年目)

私も最初は、夜の時間帯や繁華街の乗務に少し不安がありました。
特に女性ドライバーだと分かると、
心ない言葉をかけられたりする場面もゼロではありません。
でも、三和交通ではそうした不安にしっかり備える体制が整っていて、
安心して働けています。

たとえば、全女性ドライバーに専用で“防犯ブザー”が支給されていて、
万が一の時にはすぐに音を出せるようになっています。
さらに車両には、前席と後席をしっかり仕切るL字型の防犯衛生シールドが標準装備。
緊急時に無線センターへ即連絡できる「緊急スイッチ」もあるので、
物理的にも心理的にも守られている安心感があります。

何より嬉しいのは、会社の配慮です。
たとえ無線で指名があったとしても、
「行きたくないなら行かなくていいよ」と言ってもらえる環境。
イヤな思いをした場所に無理に行かされることはありません。
「何かあったらすぐに相談してね」と言ってくれる仲間や上司の存在も、
心強い支えになっています。

※「現役女性ドライバーの働き方が知りたい」という方はこちらを覗いてくださいね。

現役女性ドライバーにインタビュー。 「女性×タクシー」のリアルとは。

2.【Q&A】お客様とのトラブルに関する不安

2-1.Q:酔っ払いなど迷惑なお客さんへの対応は?

A:99%以上のお客様はマナーの良い方!緊急時の体制もバッチリです。
(三和交通:人事)

お酒を飲んだお客様や、深夜の利用が多いタクシー。
迷惑な酔っ払いに絡まれたらどうしよう…と不安になる気持ち、よくわかります。
でも実際は、丁寧な接客を心がけていれば、そうしたトラブルはほとんどありません。

三和交通でも、年間1500人以上の乗務員が在籍していますが、
重大トラブルの報告は本当に稀で、ここ数年は1件もありません
お客様の99.9%は常識的で、安心して接することができます。

それでも不安がある方には、緊急ボタンでセンターと即時に連絡できる仕組みや、
警察との連携方法、酔客への対応マニュアルなどを、
研修でしっかりレクチャーしてもらえるので安心です。
「これは危ないかも」と思った場合には、
ドライバーの判断で乗車を断ることも可能です。

2-2.Q:クレームやトラブルが起きたらどうする?

A:一人で抱え込まなくて大丈夫!運行管理者がサポートしてくれます。
(男性ドライバー/入社7年目)

乗務中、お客様とトラブルになってしまったとき。
「自分だけで対応しなければ」と不安に感じる方もいるかもしれません。
でも実際には、タクシードライバーは常に“ひとりきり”ではありません
私たちのすぐそばには、頼れる運行管理者がいてくれます。

運行管理者は、ドライバーとお客様の間に立って冷静に対応したり、
必要に応じて保険会社とやり取りしてくれたりと、心強い存在です。
トラブルが起きたときは無理にその場で解決しようとせず、
すぐに会社に連絡すればOK。
私たちの味方になって、しっかりサポートしてくれます。

また、事後のフォローも丁寧で、
車載カメラを見ながら一緒に状況を振り返ったり、
必要に応じて運転や接客のアドバイスをしてもらえるので、
自分の成長にもつながります。
「困ったときはすぐ頼れる」という安心感があるからこそ、
毎日の乗務に集中できています。

※タクシーの運行管理者のお仕事に興味がある方はこちら。

タクシーの運行管理者のお仕事に密着!

2-3.Q:接客経験がなくても大丈夫?

A:全然大丈夫です!私も接客未経験でスタートしました。
(男性ドライバー/入社3年目)

私も最初は不安でした。
でも三和交通では、入社直後のグループ研修で、
あいさつや言葉遣い、立ち振る舞いなど接客の基本からしっかり教えてもらえましたし、
2か月後にはフォロー研修もあって安心感がありました。

現場に出てからも、毎乗務ごとのロールプレイングや管理職との面談があり、
自分の接客を振り返れるのが本当にありがたかったです。
その他、モニタリング制度や月例教育会での事例共有、
さらに営業所ごとの「接遇委員会」では、良い対応をみんなで共有する場もあります。

※「未経験で不安…」そんな方はこちらの記事をチェック!

実は90%以上が未経験! 誰でもタクシードライバーの資質アリ!

3.【Q&A】地理・道に関する不安

3-1.Q:道を覚えるのが苦手でも大丈夫?

A: 正直、これは誰もが最初にぶつかる“第一の壁”かもしれません。
(男性ドライバー/入社5年目)

でも安心してください!最初は大変でしたが、
経験を重ねていけば自然と不安はなくなっていきます。
道を覚えるコツは様々ありますが、私がおすすめするのは「お客様に聞く」こと。
「ご指定のコースはございますか?」と一言添えれば、
ほとんどのお客様が丁寧に教えてくれます。

道の違いがトラブルの原因になることもあるので、
むしろ聞いたほうが正解です。
間違えるより、聞かれるほうが嬉しいというのが多くのお客様の本音ですから。
地理は“ストレス”ではなく、“楽しむもの”
今では私も、自分の地図がどんどん広がっていくのが楽しいと感じています。

※「道を覚えるコツ」をこちらで大公開しています。

現役タクシードライバーに聞く! 道を覚える方法・コツを大公開!地理試験廃止情報も

3-2.Q: 地方出身でも東京などの都心の道は覚えられる?

A: 地方出身だからこそ、道を覚えるのが楽しかったです。
(女性ドライバー/入社2年目)

沖縄出身の私にとって、東京の道はまるで“異世界”でした。
上下に分かれた道路や、一方通行、時間制限の標識…最初は戸惑いの連続でしたが、
「逆にこれを攻略できたら面白いかも」と思い始めてからは、
一気に楽しくなりました。

地方出身だと、道に詳しくない分、先入観もなく柔軟に吸収できる気がします。
東京などの都心には美しい景色や歴史ある場所がたくさんあって、
まさに“旅するように働ける”感覚です。
交番も多く、困ったらすぐ助けを求められるのも都心の安心ポイント。
今では、地方出身というハンデはまったく感じていません。

※「地方出身でもできるの…?」そう思った方はこちらをチェック。

“運転好き”を仕事にしたら、東京がもっと好きになった。 沖縄出身・30代女性ドライバーが見つけた“自分らしい働き方”

3-3.Q: カーナビやアプリに頼ってもいい?

A:もちろん頼りになる存在です!(男性ドライバー/入社4年目)
私も最初はカーナビに頼りっぱなしでしたが、それで全然問題ありませんでした。
よく「道は景色で覚えなさい」と言われることもありますが、
景色って意外と変わるんですよね。

私の場合、「カーナビの地図画面の形」で覚えるほうが合っていました。
特に交差点の構造や道の分岐は、カーナビの俯瞰図で見ると記憶に残りやすいんです。
とはいえ、カーナビに載っていない情報も大切!
特にお客様から教えてもらったルートはしっかり覚えられるように、
必ず帰り道でも通って“往復”するようにしていました。
たった1回の経験でも2回分の学びになるので、記憶の定着に効果的ですよ。

4.【Q&A】収入・働き方に関する不安

4-1.Q:長時間運転で体を壊さないか心配

A: 休みもしっかりある!むしろ自由度が高くて驚きました。
(男性ドライバー/入社8年目)

私も最初は「体力的にキツそう…」と不安に思っていましたが、
実際に働いてみるとそのイメージは一変しました。

三和交通では、タクシー業界特有の「隔日勤務」という働き方が基本で、
1日しっかり働いて、翌日はまるごとお休み。
月12回勤務なので、体力的な負担は意外と少ないんです。
休憩も3時間以上しっかり取れますし、場所や時間も自由。
自宅に帰って仮眠することもできます。

実はこの「自由度の高さ」が、一番ありがたいポイントかもしれません。
働くときは集中、休むときはしっかりリフレッシュ。
このメリハリのある働き方だからこそ、無理なく長く続けられています。

※隔日勤務の働き方についてはこちらの記事をどうぞ!

タクシーの隔日勤務ってきつい? メリット・デメリットを徹底調査!

4-2.Q:本当に安定して稼げるの?

A: 前職より大幅年収UP!1年目から安定して稼げています。
(女性ドライバー/入社2年目)

タクシーは歩合制の世界なので、「稼げるか不安」と思う方も多いですが、
私を含めほとんどの方が安定した収入を得ています。
三和交通では、未経験でも1年目から年収400万円超えは普通で、
私の同期には1年目で600万円以上稼いだ人もいます。
コツは“こつこつ”とやること。
場所や時間帯、天気、イベントを見て、
どこにお客様が多いかを考えるのが面白いんです。

ちなみに三和交通の平均年収は533万円で、全国平均を大きく上回っています。
中には年収1000万円以上のドライバーも複数名在籍。
「特別な才能がないと無理」なんてことは全くありません。
しっかり研修もありますし、同じ環境で同じ車を使って稼いでいる先輩がいるからこそ、
「自分もできる!」と思えるんです。

※三和交通の稼げる理由はこちらから。

タクシードライバーで年収1000万円も夢じゃない! 三和交通で稼げる理由とは?

4-3.Q:プライベートは充実できるの?

A:めちゃくちゃ充実しています!私は年3回海外旅行へ。
(女性ドライバー/入社4年目)

隔日勤務だから、月の半分以上が“お休み”。
明け休み+公休をうまく組み合わせれば3連休も普通に作れます。
しかも、出勤時間をある程度自由に調整できるので、
子どもの行事に合わせて午前だけ遅らせるとか、
有給を組み合わせて旅行に行くとか、自由度は本当に高いです。

私は年に3回は海外旅行に行っていますし、
長期休暇を取って電車旅を楽しんでいる先輩もいます。
平日に休める分、観光地や交通機関も空いていてお得感もあるんです。
仕事だけでなく、自分の時間を大切にできる。
それがタクシードライバーの魅力ですね。

※タクシードライバーのリアルなプライベートに興味のある方はこちらをどうぞ。

タクシードライバーはプライベートを充実できない? リアルな実態を現役ドライバーに聞いてみた。

 

5.まとめ

いかがでしたか?タクシードライバーの仕事には、
確かに不安に感じるポイントがいくつかあります。
ですが実際には、制度や設備、研修、周囲のサポートによって、
それぞれにしっかりとした解消策が用意されています。

とくに三和交通では、未経験者でも安心して始められる充実の研修体制や、
最新の防犯・運行管理システム、柔軟な働き方の仕組みが整っており、
現役ドライバーからも「働きやすい」「続けやすい」との声が多く聞かれます。
さらに、業界全体を見ても、交通事故や強盗といった重大トラブルは
年々減少傾向にあり、
タクシーという仕事がより“安全で現実的な選択肢”となっていることがわかります。

不安を一つずつ解消していくことで、
タクシーという仕事の魅力や可能性が、きっと見えてくるはず。
少しでも興味を感じた方は、ぜひお気軽に三和交通までお問い合わせください。

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