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タクシードライバー辞めたいと言われる5つの理由

働き方の柔軟さや高収入が稼げる仕事として注目を集めるタクシードライバー。
「タクシードライバーになったら、もう他の仕事には戻れない!」
「収入が以前の〇倍になった!」といった声がある一方、
「タクシードライバーになったけど、すぐに辞めてしまった…」
「自分には合わず、長続きしなかった…」といった声も耳にします。
そこで今回は、タクシードライバーの主な離職理由について深堀りしていきます。

CONTENTS

こんな方にオススメ!

  • タクシードライバーに興味がある人
  • タクシードライバーの離職理由が知りたい人
  • 長続きするタクシードライバーの特徴が知りたい人

【タクシードライバーが辞める主な5つの理由】

そもそもタクシードライバーという仕事の
離職率はどのくらいなのでしょうか。
一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会が発表する
「東京のタクシー2023」のデータによると、
タクシードライバーの離職率は新卒入社で
【約10%】という数字になっています。
全産業の平均離職率が【約30%】なので、
離職率としては低い水準と言えるでしょう。
ですが、タクシードライバーの仕事は
「長く続く人と、すぐ辞める人の差が激しい」
という声もよく聞きます。
そこで、まずはタクシードライバーが辞める
主な理由について説明していきます。

【理由1】収入面での不安

タクシードライバーの給与は、一般的に
「歩合給」を採用している会社が多いです。
「歩合給」とは、普通のサラリーマンのように
毎月決められた固定の給与が支払われるのではなく、
売上等に応じて給与が決められる給与システムのこと。
言い換えれば「高い売上を上げられる人は高収入を得られますが、
売上が少ない人は低収入になってしまう」ということです。
未経験で入社した経験の浅いタクシードライバーだと、
効率的に稼ぐことができず、辞めてしまうというケースがあるようです。

【理由2】体力面の負担

タクシードライバー特有の働き方として
「隔日勤務」というものがあります。
隔日勤務は、「1日おきに働く」勤務形態のことで、
1回の勤務時間は19時間~21時間ほど
(1勤務3時間以上の休憩)になります。
休憩や仮眠は自由に取れるものの、
ほぼ丸1日運転し続けるため、それなりに体力が必要となります。
もちろん、その分休みも多くはなりますが、
体力や集中力がない人にとっては大変な働き方かも知れません。
また、長時間運転することで、
腰痛や肩こりなど体を痛めてしまう方もいます。
「体力的にキツイ」「体を痛めてしまった」
という理由で辞めてしまう方も多いようです。

【理由3】メンタル面への負荷

タクシードライバーの仕事は、接客業(サービス業)です。
お客様とのやりとりが常に発生するため、
配送などのドライバー職に比べると、
圧倒的に人とのコミュニケーション量が多くなります。
特に新人ドライバーの場合、まだ地理に詳しくなかったりすると
「プロなのに道が分からないの!」と怒られたり、
「ちょっと、急いでいるんだけど!」と急かされたりすることもあります。
また、夜間の場合、酔っぱらっているお客様から絡まれたりすることも。
経験を積んでいけば、お客様との円滑なコミュニケーションが取れるスキルや
トラブルを回避するスキルが身に付いていきますが、
新人のうちにメンタルに負荷がかかり、辞めてしまうケースも少なくありません。

【理由4】事故や違反の心配

タクシーは運転を行う仕事なので、どうしても
「事故」「違反」がつきまといます。
ちょっとした交通違反でも、積み重なれば運転免許の点数が引かれていき、
30日間~90日間の運転免許停止処分を受けることになります。
停止期間中は運転ができないため、そのまま辞めてしまう人もいるようです。
違反内容によっては、免許取り消し処分もあり、
この場合も運転免許がなくなってしまうので、
タクシードライバーとして働くことはできなくなります。
また、運転時間が長くなるため、その分「事故のリスク」も高くなります。
一度事故を起こしてしまってから「また事故に遭わないか心配で…」
と辞めるケースもあります。

【理由5】勤務時間や働き方の不一致

先ほどもあったように、タクシー業界には
「隔日勤務」という働き方や「夜勤」などがあり、
生活のリズムが不規則になってしまう場合があります。
「慣れてしまえば大丈夫」という人もいれば、
「生活リズムが乱れて体調を崩してしまった」という方もいます。
働き方が複数選択できるタクシー会社の場合、
「隔日勤務」や「夜勤」という働き方が合わなければ、
「日勤」に変更するという方法もありますが、
そのまま「自分の生活リズムと合わない…」
という理由から辞めてしまうこともあるようです。

以上を踏まえて、自分がタクシードライバーに向いているか気になる!
という方は、こちらの記事もご覧ください。

タクシードライバーにあなたは向いている?向いていない? 【診断チェック付き】

 

【これで解決!三和交通のタクシードライバーが長続きする理由】

ここまでタクシードライバーの主な離職理由について見てきました。
どれも比較的入社したばかりの時にぶつかる壁なので、
この壁を乗り越えられない場合は
「早期離職」につながってしまうのかもしれません。
ただし、逆に考えれば、最初の壁さえ乗り越えてしまえば
「長く続きやすい仕事」と言うこともできます。
そこで、ここからは三和交通を例に
「早期離職に繋がらないための対策・解決策」についてご紹介していきます。

【解決1】安定収入とサポート体制

三和交通も給与は「歩合給」を採用していますが、
入社後の一定期間(3ヶ月~12ヶ月間/エリアによる)は
「月給保障」を行っています。
未経験で入社し、「しっかり稼げるか不安…」と思っている方でも、
最大月額40万円(エリアによる/社内規定あり)を保障しているので、
安心してチャレンジすることができます。
もちろん、保障額以上の売上を上げれば、
その分歩合給として高収入を稼ぐことも可能です。
これまでの三和交通の実績からしても、
新人から高収入を稼げる方がたくさんいらっしゃいます。

<三和交通新人ドライバーの給与実績(2023年)>

◎新卒入社新人ドライバー:平均年収384万円

◎中途入社新人ドライバー:平均年収485万円

◎新卒1~3年目ドライバー:最高年収700万円

◎中途1~3年目ドライバー:最高年収803万円

なぜこのように新人でも安定収入が得られるかというと、
三和交通では「経験が浅くても稼げる仕組み」
「サポート体制」が整っているからです。
三和交通では1日の約70%が無線・アプリによる配車となっています。
(アプリ配車専用ドライバーになることも可能です)。
顧客を獲得するための経験・技術が必要ないため、
安定した収入を確保することができるという訳です。
また、教育・サポート体制が充実していて、
経験が浅くても稼げるテクニックやコツを
習得しやすい体制となっています。
未経験でタクシードライバーを目指す場合は、
「給与システム」「エリア」「タクシー会社の特徴」をよく吟味して、
自分に合った職場を見つけることが肝心です。

関連記事はこちら↓

タクシードライバーの給料ってぶっちゃけどれくらい? 年収から手取り、稼ぐためのコツまで詳細に解説します。

【解決2】体調管理を重視した休暇と休憩の確保

体力面は、どうしても個人差があります。
三和交通では、一人ひとりの体調管理を重視し、
無理なく働けているか毎日チェックし、
一人ひとりのライフスタイルに合った働き方を一緒に考えていきます。
大切なのは、無理することなく、自分のペースで働くことです。
長期休暇を取ってリフレッシュすることや、
営業中に自分のペースで休憩を取ることも、体力維持には重要です。
三和交通のドライバー2名に密着した記事があるので、
どんな働き方をしているか、ぜひチェックしてみてください。

関連記事はこちら↓

タクシードライバーの1日に密着取材! 現役ドライバー2人のリアルな仕事風景を大公開!

【解決3】接遇への取り組み

お客様に対するサービスやホスピタリティを重要視している三和交通。
接遇向上への取り組みを積極的に行っているため、
自社アプリでの顧客満足度調査において、
86%のお客様が「丁寧・親切・また乗りたい」
と回答してくれています(2024年2月調べ)。
実際、リピーターのお客様が非常に多く、
「タクシーと言えば三和さん」「三和ファンです」
などの言葉をたくさんいただき、
ドライバーたちのやりがいにもなっています。
社内でも「サービス接遇委員会」を毎月開催したり、
「乗務前の接客講習」「社内モニター制度の実施チェック」
「新人研修会」などで、サービスレベルの向上に取り組んでいます。
事前に接客のコツやトラブル回避のスキルを学ぶことで、
精神的にも安心して乗務ができるようになるはずです。

【解決4】安全への取り組み

運転をする以上は、事故や違反を完全にゼロにすることは難しいですが、
しっかり安全への取り組みを進めることで、
出来る限りリスクを少なくすることはできます。
三和交通では、全車両にドライブレコーダーが装備されているのはもちろん、
自社開発した最新鋭の「防衛シールド」も全車両に導入しています。
社内でも「事故・違反防止委員会」を毎月開催したり、
「添乗指導」「健康管理(年2回の健康診断や適性検査)」「車両整備」など、
徹底した安全マネジメントを行っています。

【解決5】隔日勤務のメリット

隔日勤務は、長時間労働や生活リズムが乱れやすいなど
不安な面もありますが、人によっては「この働き方にして良かった」
と感じる方もたくさんいらっしゃいます。
例えば、下記のようなメリットがあります。

◎効率的な働き方ができる

◎通勤時間が半分になる

◎休息時間を確保できる

◎高収入を得やすい

隔日勤務は、1勤務で19時間~21時間と長い勤務時間となりますが、
その分自由度も非常に高く、自分のペースで
メリハリをつけて働くことができます。
休日も同様、2日分の仕事を1回の勤務で行うため、
勤務の回数が通常の半分となり、その分無駄な通勤時間が減り、
プライベートの時間(休息時間)も多く確保できます。
「慣れてしまえば、自分らしく働けて快適に過ごせる」
という声があるのも、この自由度が理由です。
また、収入的にも深夜割増料金が発生する「夜間」が加わるため、
日勤よりも稼ぎやすくなります。
「高収入」「プライベートの充実」
両方のいいとこ取りができる働き方とも言えるでしょう。

関連記事はこちら↓

タクシーの隔日勤務ってきつい? メリット・デメリットを徹底調査!

【タクシードライバーを続けるメリット】

最後に、タクシードライバーを長く続けることで
得られるメリットについてもご紹介していきます。

お客様との出会いによるやりがい

タクシードライバーは、毎日たくさんの人との出会いがある仕事です。
隔日勤務のドライバーだと、毎日30組、
多ければ50組以上ものお客様をお乗せします。
子どもを連れたファミリーから、
外国人観光客、ビジネスマンにシニアまで、
毎日が一期一会のドラマのような日常です。
そんなタクシードライバーのエピソードをいくつかご紹介します。

(ドライバーTさん)

ある日「みなとみらいを観光したい」という老夫婦が乗車されました。
普段、観光ツアーは予約制なのですが、
この日は即席での観光ツアーが急遽スタート。
観光地を巡り、おすすめの絶景ビュースポットをご案内し、
大変喜んでもらえました。最後に、観光ツアーの理由を尋ねると、
白内障の手術前で塞ぎこんでいるご主人を
元気づけるための奥さんの計らいだったとか。
笑顔の二人を見て、こちらも幸せな気持ちになりました。

(ドライバーNさん)

タクシードライバーになって2年目のクリスマス。
その日私はサンタの恰好をして乗務を行っていました。
そこに小さなお子さんを連れたファミリーが乗車。
サンタ姿の私を見て笑顔になるお子さんに、
私はお菓子をプレゼントしました。
すると、「これ、私からもあげる!」とプレゼントのお返しが。
それは、手作りの可愛いクリスマスブローチ。
思いがけないクリスマスプレゼントに心が温かくなりました。

他にもタクシードライバーと乗客の
エピソードが知りたいという人は下記のリンクから、
タクシードライバーが実際に経験したショートドラマ集を読んでみてください。

タクシー物語 ~一期一会の出会いが生むショートドラマ~

プライベートとのバランスのとりやすさ

タクシードライバーに転職する理由として
「プライベートの時間を確保したい」
「ライフスタイルに合わせた働き方がしたい」という理由が多くあります。
特に隔日勤務だと、プライベートの時間を確保しやすく、
QOL(生活の質)が上がったという声も多く聞きます。
タクシードライバーがどんなプライベート時間を
過ごしているのかエピソードをご紹介します。

(ドライバーUさん)

私の家庭は、子ども5人の7人家族。
前職は配送ドライバーをしていたのですが、
家族と過ごす時間があまり取れませんでした。
でも、タクシードライバーになってから休日が増え、家族との時間は確実に増加。
有給休暇も気軽に取れるので子どもの行事にも参加できます。
また、隔日勤務だと子どもが学校や保育園に
行っている間に帰宅することになります。
これまで一人の時間をつくることが出来ていなかったので、
今は好きなアニメを観たり、一人のプライベート時間を満喫しています。

(ドライバーTさん)

前職は飲食業界でエリアマネージャーをしていました。
正直、前職は本当に忙しく、家族と一緒に過ごす時間も少なく、
家事に関しても妻に任せきりでした。
タクシードライバーになってからは、子どもと一緒にお風呂に入ったり、
一緒にご飯を食べたり、当たり前の家族と過ごす幸せを味わうことができています。
また、自由な時間が増えたことで、洗濯や掃除など家事を
積極的に行えるようになったのも大きな変化。
妻にも、子どもにも喜んでもらえ、家庭が円満になりました。

関連記事はこちら↓

タクシードライバーはプライベートを充実できない? リアルな実態を現役ドライバーに聞いてみた。

 

 

【まとめ】

いかがだったでしょうか。この記事を読めば、
タクシードライバーの主な離職理由と、
その解決策が分かっていただけたかと思います。
タクシードライバーには確かに向き不向きもありますが、
大切なのは自分に合った職場を見つけることです。
この記事を読んで、
「タクシードライバーとして働いてみたい」
「タクシーの仕事って面白いかも」
と少しでも興味を持ったら、
ぜひお気軽に三和交通までお問い合わせください。

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